オムロンは4月21日、同社の名誉顧問で1987年から2003年までの16年間にわたって3代目の社長を務めた立石義雄氏が死去したことを発表した。

同社は4月6日付で同氏が新型コロナウイルスに感染していることを公表。同氏は京都市内の病院で治療をうけていたが、21日午前0時27分、死去したという。

同社によると、通夜および葬儀は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため近親者のみで行うほか、人の移動と接触を伴う弔問、香典、弔電なども辞退するとしている。

なお、同社の現代表取締役社長 CEOの山田義仁氏は立石氏が亡くなったことについてコメントを発表。「社長在任中は、立石電機株式会社からオムロン株式会社への社名変更や、初の長期ビジョンの策定、企業理念の制定などに取り組み、オムロンのグローバル化とガバナンス強化を通じて、現在のオムロンの成長基盤をつくり上げました。その明るくて気さくな人柄は、誰からも愛され、まるで太陽のような快活さで、人が自然に集まり、周りに笑顔が絶えませんでした。生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り 申し上げます」と立石氏の人柄を語り、その死を悼んでいる。