ヤマハは2020年6月の正式公開に先立って、オンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM」のベータ版を公開した。利用には無料のアカウント登録が必要となる。

  • ヤマハ、オンラインで合奏が楽しめる「SYNCROOM」を公開

    オンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM」

SYNCROOMは、離れた場所にいる演奏者同士がインターネットを介して合奏できるサービス。オーディオインタフェース(WindowsではASIOドライバが必要)をパソコンに接続し、光回線などの高速な通信環境で使用することで、通信で生じる音声の遅延を小さく抑えつつ、オンラインでもリアルタイムでの音楽セッションが可能だという。

サービス利用に必要なアプリケーションは同社公式サイト上で配布されるが、Windows版、macOS版ともにヤマハがサポートしないフリーソフトの扱いとなる。また前身となるNETDUETTO β2は、SYNCROOMのサービス開始に伴って秋頃を目処にサービスを終了する。

発表にあたってヤマハは、「新型コロナウイルスの感染拡大により多くの活動が制限される中、 当社のサービスがご自宅等から安心して合奏を楽しむ一助となり、 日常を少しでも明るいものに変えるきっかけとなればと考えています」としている。