iOSの時計アプリに用意されているアラーム機能は、その使いやすさから多くのiPhoneユーザが愛用しています。コントロールセンターからすばやく呼び出し、いちど作成したアラームはスイッチをオンにするだけでセットできます。就寝するタイミングでアラームを自動セットする「ベッドタイム」という便利機能も用意されているので、セットし忘れも予防できます。
そのアラーム機能ですが、「スヌーズ」と呼ばれる二度寝防止機能が用意されています。アラーム作成時に「スヌーズ」スイッチをオンにしておけば、目覚まし音とともに「スヌーズ」ボタンが現れ、これをタップすることでアラームを"先延ばし"できます。スヌーズボタンをタップする代わりに、サイドボタンやボリュームボタンを押しても同じです。
ここでいう先延ばしとは、鳴り出した目覚まし音をいちど止め、9分後に再び鳴らすことを意味します。たとえば、午前6時にアラームが鳴り出したときにスヌーズボタンを押すと、目覚まし音は止まり、ボタンを押したタイミングから9分後に再び鳴り出します。
細かい話ですが、6時にセットしたアラームをスヌーズしたとき、再び目覚まし音が鳴るのは6時9分ちょうどではないことに注意しましょう。目覚まし音が鳴り始めてからスヌーズボタンをタップするまでには、数秒から数十秒ほど時間がかかるはずで、9分にそのタイムラグが含まれないからです。
たとえば、6時のアラームで1分間スヌーズボタンをタップするのをためらったとすると、次回目覚まし音が鳴るのは6時10分となります。時計アプリのアラーム機能は目覚まし音を1分にわたり鳴らし続け、何も操作しなかった場合は自動的にスヌーズ処理されるため、目覚まし音を無視し続けたときには6時、6時10分、6時20分……と10分刻みでアラームをセットすることと同じ効果になります。