筆者は以前、とあるカフェを経営していたくらいのコーヒー好き。そんなわけで、我が家にはコーヒー豆の焙煎機や、そこそこお高いグラインダーなどが存在しています。でも常にハンドドリップしているかというと……。ハンドドリップはていねいに淹れると5分くらいかかるので、少々面倒に感じることが多々あります。
そこで活躍するのが、ボタン一つでコーヒーを抽出してくれるコーヒーメーカー。家電ライターという職業柄、たくさんのコーヒーメーカーを試していますが、最近のお気に入りでずっと使っているのは、UCCの「ドリップポッド DP3」(以下、DP3)です。しかも、コーヒー以外でも大活躍してくれています!
基本の使い方はカンタン
DP3は基本的な使い方としては、一杯分のコーヒーを抽出するドリップポッド専用カプセルを本体にセットし、スタートボタンを押すだけ。UCC上島珈琲が販売するだけあって、専用カプセルのコーヒー豆にもこだわっています。
コーヒー豆は生鮮食品といわれるくらい、焙煎後の鮮度が重要ですが、カプセル式だといつでも新鮮な状態の豆でコーヒーを楽しめるのが魅力。カプセルの種類も豊富で、コーヒーだけで11種類あり、カフェインレスコーヒーまでラインナップしています。このへんはさすがUCCですね。
ほとんどのカプセルは、公式サイトでは税込816円の12個入りで売られています(ブルーマウンテンなど一部のカプセルを除く)。一杯約68円で楽しめる計算です。コンビニのドリップコーヒーより安いのはうれしいところ。
もう一つうれしいのは、紅茶や煎茶、ジャスミン茶というラインナップがあること。これなら「コーヒーが苦手」という来客のときも安心です。
さて、抽出されたコーヒーですが、これはもうUCCが豆からマシンでの抽出方法まで監修しているということで、美味しいのは当たり前。筆者は全種類のカプセルを試してみましたが、味の傾向としては比較的さっぱりとした後味のコーヒーが多い印象です。濃いめが好きなら、ストロングモードで淹れてみたり、標準より湯量を減らしたりと、調整すればOK。カプセル式でも、自分好みの味を試行錯誤できる点が気に入っています。
ストロングモードは、DP3から搭載された「濃く抽出する」新モード。具体的には、標準のモードよりも蒸らし時間や抽出時間を長く設定しています。ストロングモードで淹れたコーヒーをストレートで飲むと、少々苦みやえぐみを感じるカプセルもあるのですが、甘いオヤツとあわせたり、牛乳で割るカフェオレなどには相性ばっちりです。
ちなみに、ストロングモードは「Teaモード」でも使えるので、氷で薄まってしまうアイスティーを作るときにも便利。個人的には、ストレートで飲むなら専用カプセル「モカ&キリマンジァロ」、ラテで飲むならストロングモードで淹れた「鑑定士の誇り リッチブレンド」が好きです。