現金を使わず、手軽に支払えるキャッシュレス決済。多くの会社が独自のサービスを展開し、それぞれに強みを持っています。この連載「モバイル決済ミニ情報」では、主にスマートフォンを使った決済サービスにまつわる小ネタを紹介していきます。
  • アタマ大盛りの牛丼。アプリ不要で、スマホからテイクアウト注文できるんです

    アタマ大盛りの牛丼。アプリ不要で、スマホからテイクアウト注文できるんです

店舗公式の事前注文アプリが登場したことで、最近はスマホ注文して並ばずに買えるお店が増えてきました。たとえば吉野家では2020年2月14日から、ネットでテイクアウト予約できる「スマホオーダー」がスタートしています。実は吉野家に一度も入ったことがない筆者、さっそくスマートフォン片手にオーダーしてみました。

「Googleマップ」からオーダーできる

この手のサービスで面倒なのが、専用アプリのダウンロードや登録。でも吉野家のスマホオーダーは特にアプリなどを必要とせず、「Googleマップ」からオーダーできて便利です。これはGoogleのサービスにお店情報を表示できる「Googleマイビジネス」を使ったもので、Googleマップの店舗情報の「注文」からオーダーできます。

  • 「Googleマップ」の店舗情報ページを開いて、「注文」からオーダーできる。テイクアウト予約自体は専用サイトや電話からも予約可能

表示されるメニュー画面は実に見やすく、定番の牛丼も通常の並盛から大盛、アタマの大盛などから、つゆの量、ご飯の量なども選べます。筆者の憧れ「牛丼大盛、つゆだくで!」というオーダーも、手軽に手元で実現できてしまうワケです。サイドメニューにサラダやみそ汁などもあったので、自分と同僚の牛丼、そしてポテトサラダを選んで「注文を確定」しました。

  • スマホからでもメニューを選びやすい。インフォメーションの「i」で説明が見られる

あとは受け取り日時を選ぶだけ。「今すぐ受け取る」ことも可能ですが、受け取り日時の指定もできます(今回は注文から40分後に受け取りとしました)。ケータイ番号を入力して、できあがったらSMSで通知が届くシステム。支払いは店舗で行うので、クレジットカードの登録なども必要ありませんでした。ラクチン!

  • 受け取り日時を指定して「注文を確定」したら、あとはお店に受け取りに行くだけ

いざ吉野家! 人生初入店

吉野家の牛丼がおいしいことはわかっています。でもなぜ今までほとんど食べて来なかったのか、それには筆者の勝手な思い込みが影響しています。実は20代のころ、通勤ルートに吉野家があり、そこではいつもガタイのいい屈強な男子が牛丼を食べていました。ガラス張りの店舗だったのでその様子が外からでも見てとれ、乙女心真っ盛りだった筆者は「あの中には混ざれない!」と強く思ったのでした……。

しかし吉野家の牛丼自体は食べたことがあります。筆者が一度も吉野家の牛丼を食べたことがないと知り、当時、働いていた会社の社長が面白がって差し入れてくれたことからデビュー。そのときに紅ショウガを入れて食べることも教えてもらったのでした。2回目、3回目もそんな感じで知人がにこにこしながら買ってきたので、今回、人生で初めて吉野家の店舗に入ることに!

  • SMSの到着をお店の前でドキドキしながら待つ

できあがりのSMS通知を待ちきれず店舗の前で待機、いざSMSが届いたら持ち帰りカウンターにまっしぐら。自分の注文番号(伝票)を伝え、事前に使えることをチェックしておいた「LINE Pay」で支払いました。

  • 指定した時間の1分前にSMSが届く。いざ店舗へ!

  • 「LINE Pay」で決済。吉野家は主要のコード決済や電子マネーに対応していた

お会計時にはTカードが使えると聞いて、ちゃっかり「Tポイント」もゲット。人生初入店&オーダーのミッション達成にホッとしている筆者に、店主はこう伝えたのでした。

「この時間ならスマホで注文するより、店で注文して食べたほうが早いよ」

いやいや、それが苦手だから、こうやってスマホでオーダーしてるんだってば! 心の中で叫びつつ、「そうですね」と苦笑いしながら店を出ました。動揺したために、紅ショウガを余分にもらい忘れ、頼まれた牛丼を買っていった同僚にグチられるオマケ付き。

10年ぶりくらいに食べた吉野家の牛丼は、同僚のアドバイスでアタマ(具材)大盛のつゆだく。おいしくいただきましたとさ。

  • 長年の憧れ、アタマ大盛つゆだく牛丼。ボリュームたっぷり!

綿谷禎子

著者プロフィール
綿谷禎子

情報誌の編集部から編集プロダクションを経てフリーランスのライターに。現在は小学館発行のビジネス情報誌「DIME」を中心に、企業のオウンドメディアや情報サイトなどで幅広く執筆。生活情報サイト「All About」のガイドも務める。自称、キャッシュレスクイーン。スマホ決済や電子マネー、クレジットカード、ポイント、通信費節約などのジャンルのほか、趣味の文具や手帳の記事も手がける。