マウスコンピューターは15.6型フルHD液晶を採用するゲーミングノート「G-Tune E5-144」を発表した。GPUにGeForce RTX 2060、ディスプレイには144Hzの高リフレッシュレート液晶を採用し、滑らかな描画を実現。シビアな勝負にも向く本機のレビューをお届けしたい。

  • 「G-Tune E5-144」レビュー - これは”勝てる”ノート RTX 2060と144Hzで超滑らか

    マウスコンピューター「G-Tune E5-144」179,800円(税別)から

ノートでも6コアとRTX 2060、しかも超滑らかな144Hz

まずは基本スペックをチェックしよう。注目はディスプレイだ。サイズは15.6型、解像度はフルHDのノングレア(非光沢)タイプとノートPCとしてはごく一般的だが、リフレッシュレートが144Hzと高速描画が可能だ。リフレッシュレートは1秒間に画面の書き換え可能な回数のこと。144Hzなら1秒間に144回書き換えが可能と、ゲームをより滑らかに描画できる。FPSなど動きの激しいゲームにおいては、高リフレッシュレートほど相手の動きを捉えやすくなり、有利になりやすくなる。

144Hzのリフレッシュレートをフルに活かすには、1秒間に144回以上の書き換え、つまりゲームでは144fps以上のフレームレート出せるだけの性能が求められるが、本機ではグラフィックにNVIDIAのミドルレンジGPU「GeForce RTX 2060」を搭載。CPUには6コア12スレッドで最大4.5GHz動作と高い性能を持つ第9世代Coreプロセッサーの「Core i7-9750H」を採用している。詳しくは後述するが、「フォートナイト」など人気ゲームで高いフレームレートを出せる性能を持っている。ティアリング(画面ズレ)を防ぐG-SYNCに対応していない点はちょっと残念だ。

  • CPUは第9世代CoreプロセッサのCore i7-9750Hで6コア12スレッド。最大4.5GHzと動作クロックも高い

  • グラフィックにはGeForce RTX 2060。ビデオメモリは6GB搭載している。リアルタイムレイトレーシング(DXR)やDLSSを利用できるのが魅力だ

  • ディスプレイは15.6型で解像度はフルHD。144Hzの高リフレッシュレートに対応している

メモリは標準で16GB(DDR4-2666)と十分な容量を確保、ストレージは512GBのNVMe SSDと1TBのHDDを搭載している。最近のゲームは1本で100GBを超えることもあり、ストレージを2台搭載しているのは便利だ。メインで遊んでいるゲームはデータ転送が速いNVMe SSDにインストールし、プレイ頻度が落ちてきたゲームはデータ転送の遅いHDDに移すといった運用がしやすい。

無線はIEEE802.11ax/ac/a/b/g/n、いわゆるWi-Fi 6に対応と、最大2.4Gbpsの高速ワイヤレス通信が可能。対応するルーターと組み合わせて、快適なワイヤレスゲームプレイ環境を構築できる。Bluetooth 5に対応しているほか、有線LANとしてギガビットイーサも備えている。

スペックをカスタマイズしての注文も可能だ。メモリは最大32GBまで選択可能。ストレージはNVMe SSDは512GB/1TB/2TBが用意されており、さらに2.5インチのSSDなら480GB/500GB/1TB/2TBの4種類から、HDDなら1TB/2TBの2種類から選べる。ちなみに、CPUやグラフィックの変更はできない。

また、オフィスソフト、セキュリティソフト、ノートPC用クーラー、外付け光学ドライブ、外付けストレージ、キーボード、マウス、ゲームコントローラー、スピーカー、ヘッドセット、Webカメラ、ディスプレイ、プリンタ、ブロードバンドルーターなどを一緒に購入できる点はほかの同社ゲーミングノートPCと同様だ。

サイズはW359×D257.8×H29.9mm、重量は約2.5kg。ディスプレイの上左右3辺のベゼル幅が狭いナローベゼルを採用しているため、15.6型液晶のノートPCとしてはコンパクトだ。バッテリー駆動時間は公称で約6.4時間(JEITA測定法2.0)となっている。サイズや重さから、持ち運ぶタイプのノートPCではないので、それほどバッテリー駆動時間が気になることはないだろう。ACアダプタは180Wで、大きめのサイズだ。

  • 底面には2基のファンを搭載。ゴム足によって底面に少し空間を作り、熱がこもりにくくなっている。なお、バッテリーは取り外せない仕様だ

  • ディスプレイはベゼルが狭いナローベゼルを採用

  • ACアダプタの出力は180W

インタフェースは右側面にUSB 3.1 Type-C、USB 3.0を搭載。左側面にはUSB 3.0(常時給電対応)とヘッドセット端子とマイク入力がある。背面にはDisplayPort出力、HDMI出力、USB 3.1 Type-C(映像出力対応)、USB 3.0、ギガビットイーサを用意。ディスプレイ出力端子が複数あるので、ディスプレイを選ばず外部出力しやすいのは便利だ。HDMI入力のあるテレビと接続して、大画面でゲームをプレイするのもいいだろう。

  • 本体右側面。右からUSB 3.0、USB 3.1 Type-C

  • 本体左側面。右からヘッドセット端子、マイク入力、USB 3.0

  • 背面。右からUSB 3.0、USB 3.1 Type-C(ディスプレイ出力対応)、DisplayPort出力、HDMI出力、ギガビットイーサ

次に入力インタフェースをチェックしよう。キーボードはキーピッチ約18.2mm、キーストローク約1.8mmと十分なサイズと深さを確保。クリック感が比較的しっかりあるタイプだ。筆者が試す限り7~9キーの同時押しは可能だったので、ほとんどのゲームプレイで困ることはないだろう。また、キーボードにはRGB LEDも内蔵されており、専用のアプリで発光色や明るさのコントロールが可能だ。

ゲーミングPCなのでタッチパッドの出番は少ないだろうが、指紋センサーが内蔵されているのが便利だ。Windows Helloの指紋認証を設定すれば、指紋でWindowsにログイン可能になり、パスワード入力の手間が省けるようになる。指紋のタッチが必要なときだけ、指紋のイラストがタッチパッド上に浮かび上がるのが面白い。

  • キーピッチ約18.2mm、キーストローク約1.8mmのキーボード。テンキーなど一部キーは小さめだ

  • RGB LEDのバックライトも内蔵

  • 専用のアプリで発光色をコントロールできる

  • タッチパッドは上部に指紋センサーが内蔵されている

サウンド面にこだわっているのもポイントだ。両側面に内蔵されたステレオスピーカーには、大型のエンクロージャーを採用。ノートPCにとりあえず搭載されているようなスピーカーに比べ、低音がしっかりと聞こえる印象だ。本格的にゲームをプレイするユーザーはヘッドセットを使うことが多いと思うが、YouTubeなど動画をスピーカーで音を鳴らして見たいなんてときにはいいだろう。

また、アプリとして「Sound  Blaster X 360°」を付属。REALITY 3D機能でバーチャル5.1/7.1chサラウンドを楽しめたり、ゲームジャンルにマッチしたイコライザの設定をプリセットとして用意していたり、地声でボイスチャットしたくない人に最適なボイスチェンジャー機能も備えている。ゲームの楽しみを広げてくれるアプリだ。

  • 両側面に大型のエンクロージャーを採用するスピーカーを搭載

  • ゲームジャンルごとのサウンドプリセットを用意するSound  Blaster X 360°