新アクセサリー「Magic Keyboard」に期待が高まる

新しいiPad Proと同時に、注目の専用アクセサリー「Magic Keyboard」が発表されました。iPad Proから少し遅れて5月に発売予定なので、残念ながら今回は実機を試せませんでしたが、筆者はもう迷いなく“即買い”の意思を固めました。

  • 5月発売予定の新しいアクセサリー「Magic Keyboard」も要注目のアイテムです

新しいMacBook Airと同じフルサイズのバックライトキーボードを採用するMagic Keyboardが、iPadによるキータイピングに革命を起こしてくれると期待しています。iPadの画面の向きを自在に変えられるヒンジ部「フローティングカンチレバー」が、どのようにピタッと止まってくれるのでしょうか。キーボードがiPad Proの重さをしっかりと支えてくれるのか、“膝打ちタイピング”もできるのかなど、気になることで今からアタマがいっぱいです。

このMagic KeyboardはiPad Proから給電を行うだけでなく、Magic KeyboardにUSB-Cケーブルを接続して「iPad Proへのパススルー充電」ができるそう。Macと接続してハイレゾの音楽ファイルをプレーヤーアプリにコピーしたり、データのシンクもできるのでしょうか。空いているiPad ProのUSB-C端子にマスストレージデバイスをつなげば、iPad Proを介してMac→外部ストレージへのファイルコピーもできるのかも試したいです。

筆者は現在、iPad ProにSmart Keyboard Folioを装着していますが、使い勝手の面で満足していないところがひとつあります。キーボードを装着したまま、Apple Pencilによるペン書き作業に心置きなく移りにくいことです。

iPad Proをテーブルの上に置く時、どうしてもキーボードの面を下にしなければならないため、ペン書きの筆圧がキーボードに負担を掛けないか心配になります。カフェなど公共施設のテーブルで作業する時にはキーボードが汚れそうで気になるので、仕方なくSmart Keyboard Folioを外して使うこともあります。Magic Keyboardは装着したままでもApple Pencilが快適に使えるのでしょうか。とにかく発売日が待ち遠しいです。

  • Apple Pencilによる作業にスイッチすべく、Smart Keyboard Folioを360度回転させてiPad Proの背面に畳んだ状態。5月に登場するMagic Keyboardも、このような状態で使いやすいようにデザインされているのか気になるところです

新しいMagic Keyboardは、2018年秋に発売された12.9インチ/11インチのiPad Proにも装着して使えます。もし、新しいiPad Proをすぐに買う予定はなくても、現在iPad Proを活用しているユーザーの方々は「わが事」として、Magic Keyboardの登場に心躍らせるべきでしょう。

iPadOSでPC並みのファイル管理が可能、圧縮・解凍も

「iPadって仕事にも使える?」と筆者に尋ねてくる人の多くは、ファイル管理がPCのようにスムーズにできるのか…ということを心配しているようです。iPadOSが登場してから、アップル純正の「ファイル」アプリが一段と使いやすくなり、USBマスストレージやSDカードの写真データの読み書きもスムーズにできるようになっています。

  • iPadOS 13から、USB接続のSSDやHDDなどの外部ストレージをつなぎ、iPadでデータの読み書きができるようになりました

メールに添付されている圧縮ファイルの解凍や、反対にファイルを圧縮してメールに添付する作業も、「ファイル」アプリのほか「Documents」や「Good Reader」などのサードパーティのアプリを使って、PCと変わらない感覚でこなせます。

今ではもう広く認知されていると思いますが、マイクロソフトのオフィス統合ツールである「Word」「Excel」「PowerPoint」もiPadに対応しています。iCloud Driveを活用すれば、オフィスのiMacで作ったExcelの作業工程表を、帰宅してからiPad Proで細部を整える、といった具合に仕事のペース調整にも幅が広がります。

  • マイクロソフト「Office」の定番アプリも充実しています。Macとシームレスな作業環境が構築可能