皆さん、Instagramは使っていますか? 「インスタ映え」が流行語大賞を受賞した2017年から2年以上経過しましたが、「映える写真なんて撮れない」「若者のSNSのイメージだから入りづらい」「使いかたがよくわからない」といった理由で敬遠している人もいるのではないでしょうか。
そんなインスタビギナーでもスムーズにデビューできるよう、本連載を通じてInstagramのイロハをお伝えします。Instagramは決してオシャレな若者だけのSNSではありません。むしろ、画像や動画だけでコミュニケーションが取れる、気軽なSNSなのです。それでは、まず「Instagramとは何か」を説明します。
Instagramってなに?
Instagramがアメリカでリリースされたのは、2010年のこと。写真好きな人たちが画像を共有するiOSアプリとして誕生しました。フィルターをタップするだけで写真の印象をガラリと変えられるため、アーティスティックな加工をしたい人に人気でした。日本では2014年に公式アカウントが登場。やはりカメラマンやアーティストの表現の場として使われることが多かったように思います。
その後、海外のセレブたちが派手な私生活やきらびやかな衣装を身につけたセルフィーを投稿するようになり、Instagramは「映え」の場所として使われるように。そして2016年、通常の投稿である「フィード」とは別に、24時間で自動消去される「ストーリーズ」が実装されたことで、気取らない日常も投稿されるようになっています。
Instagramは、2018年6月時点で月間のアクティブユーザー数が世界10億人以上を記録。国内では、2019年3月時点で3,300万人を超えました。若者に人気があるのは確かですが、総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2018年7月発表)によると、10代37.4%、20代52.8%、30代32.1%、40代23.7%、50代14.7%、60代4.3%と、幅広いユーザー層に使われています。
Instagramで何ができる?
Instagramの主な機能は、フィード(通常の投稿)、ストーリーズ(24時間で自動消去)、ダイレクトメッセージの3つ。フィードには正方形、縦長、横長の画像や、60秒までの動画を投稿できます。また、ほかのユーザーのアカウントをフォローすると、その人の投稿がフィードに表示。投稿に対して「いいね」やコメントで交流することも、Instagramの楽しみかたの1つでしょう。
フィードの投稿ではハッシュタグをうまく使おう
フィードの投稿でよく使われるのが「ハッシュタグ」。ハッシュタグをタップすると、そのハッシュタグを付けている投稿を検索できます。文字での検索とは異なり、イメージで探すので、コスメやファッションの検索にもよく利用されますよ。
24時間で消える気軽な投稿スタイルが人気
ストーリーズは、24時間で自動消去される機能。基本は縦長で、テキストや画像、動画を投稿できるほか、スタンプやメッセージで投稿者と交流もできます。フォローしているアカウントのストーリーズが次々と再生されるため、そのスピード感と手軽さが人気。なんと、国内ユーザーの70%はストーリーズを活用しているそうです。
グループメッセージやビデオチャット機能も搭載
ダイレクトメッセージは、ユーザー同士でメッセージを交わせる機能。グループでの会話もできます。また、文字だけではなく、画像、動画、スタンプの送信、ビデオチャット機能も搭載されています。