RoboMaster日本委員会およびDJIは、2020年3月20日~22日の日程で京都府と共同で開催を予定していた学生エンジニア向けロボットバトル「RoboMaster 2020 Japan Open」の開催中止を決定したことを発表した。

新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、選手や関係者の健康と安全を第一に考えた結果の決定だという。

具体的には、PCなどの共用機器が多数存在し、すべてを完全に消毒しながら使用させることが不可能であること、現在(2020年2月21日)、アルコール消毒液などの入手が困難で、会場内の感染拡大リスクを完全に防げないこと、感染発生地域からも参加があり、保護者や学校関係者の不安を払しょくできないこと、一部の学校でイベント参加や遠征を控えるよう通達があり、参加ができない選手がでてきたことなどが理由として挙げられている。 なお、同大会の上位入賞チームには、DJIが主催する次世代ロボコン「RoboMaster 2020国際予選」に出場するための本部審査を受けるための委員会推薦を得ることができる特典が用意されていたが、これについては、2月21日現在、特定の場所に集まらない形で、国際予選出場への推薦権をかけた選抜方法を検討しているとのことで、ジャッジシステムテストについては予定通り行うとしており、改めて、今後のスケジュールについては案内を行う予定であるとしている。

  • RoboMaster 2020 Japan Open

    RoboMaster 2020 Japan Openの中止に関するお知らせ (出所:RoboMaster 2020 Japan Open Webサイト)