サムスン電子ジャパンは、2ウェイドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds+」を3月12日に発売する。価格は未定で、発売日以降に各販売店で案内するという。なお、Samsungの海外直販サイトでは149ドルで販売中。カラーはホワイト、ブルー、ブラックの3色。

  • alt

    Galaxy Buds+

  • alt

    カラーは(左から)ブラック、ホワイト、ブルーの3色

2月に開催されたイベント「Samsung Galaxy UNPACKED 2020」で発表された、Galaxyブランドの完全ワイヤレスイヤホン。ツィーターとウーハーの2ウェイダイナミック型ドライバーを採用し、サムスン傘下のオーディオメーカーAKGのサウンド技術も搭載。「より一層パワフルな低音と明瞭な高音が響き渡り、ハイクオリティなオーディオ体験を堪能できる」という。

  • alt

    2ウェイダイナミック型ドライバーを採用

Bluetooth 5.0に準拠し、コーデックはAAC、SBCとサムスン独自のScalable Codecをサポート。音声遅延を最小限に抑えた「ゲームモード機能」のほか、周囲の音を取り込んで聞ける「アンビエントサウンド機能」を備える。加速度センサー、ホールセンサー、近接センサーも搭載する。

新たに搭載した3つのマイクシステム(内部×1、外部×2)により、音声通話中の外部ノイズを低減。2つの外部マイクでノイズ信号とユーザーの声をフィルタリングし、ノイズ状況を改善するビームフォーミングマイクとして動作。3つのマイクが連携してノイズの少ない、高品質な通話を実現する。

業界最長クラスというロングライフバッテリーを搭載し、連続再生時間はイヤホン単体で最大11時間を実現。付属の充電ケースと組み合わせるとさらに11時間使用でき、最大で合計22時間使えるとする。急速充電を強化し、3分間の充電で約60分音楽を聞ける。バッテリー容量はイヤホン本体が85mAh、充電ケースが270mAh。

Qi規格に対応し、ワイヤレス充電が可能。また、前モデルから引き続き、対応スマホからワイヤレスパワーシェア機能を通じて充電することもできる。

  • alt

    付属の充電ケースと組み合わせて、最大で合計22時間使える

スマホアプリ「Galaxy Wearable」でイヤホンのバッテリー残量が確認できるほか、新たに充電ケースの残量も確認可能になった。また、実験的な機能「ラボ」では、イヤホン側面をダブルタップして音量調節できる新しいユーザーインターフェイスを採用。スムーズで直感的な操作を実現した。さらに、Spotify連動も可能で、イヤホンを長押しするとSpotifyのプレイリスト再生が始まる。

ケースを開くとスマホや他のデバイスの画面にポップアップ表示され、簡単にペアリングできる。また、同じGalaxyアカウントで使用していれば、タブレットやスマートウォッチ、パソコンなどの他デバイスへの再ペアリングが不要になる。

イヤホンの重さは約6.3g。充電ケースの本体サイズは約70×38.8×26.5mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約39.6g。Android 5.0搭載でRAM 1.5GB以上のスマホやタブレットで使える。また、新たにiOS 10以上を搭載したiPhone 7以降でも使えるようになった。

  • alt