小さな男の子がゲームアプリに数十万円を課金した、という経験談がTwitterで回ってきました。幸いといいますか、返金対応されて事なきを得たようですが、子どものいる家庭では他人事ではありません。承認を求める画面が表示されるにしても、子どもにスマートフォンを貸し与えた責任は保護者にあり、返金されないケースもじゅうぶん考えられるからです。
そうなると、対策が必要です。アプリ内課金自体は悪いことではありませんが、つど保護者の同意がなければ課金できないように設定しておくほうが安心です。課金にかぎらず、手当り次第にアプリを新規インストールされるための備えも必要です。
このアプリ内課金/新規インストールの制限は、iOS 11までは「設定」アプリの「一般」→「機能制限」にスイッチが用意されていましたが、iOS 12からは「設定」アプリの「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「iTunesおよびApp Storeでの購入」に変更されています。
「iTunesおよびApp Storeでの購入」画面では、「インストール」と「Appの削除」、「App内課金」の3項目について許可/不許可を選択できます。初期設定ではすべて許可が選択されているため、「インストール」と「App内課金」については不許可に変更しましょう。
変更が完了したら、2つ前の画面(スクリーンタイム)に戻り、「スクリーンタイム・パスコードを使用」をタップし、パスコードを登録しておきましょう。パスコードを設定しないままにしておくと、「iTunesおよびApp Storeでの購入」画面の設定を変更されかねませんよ。