今回、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの腕時計コーナーで売れ筋を探るのは、カシオ計算機の「OCEANUS」(オシアナス)シリーズ。G-SHOCKよりもフォーマルな位置づけでスーツに合わせる人が多く、同店の専用売り場にも20代から40代のビジネスパーソンを中心に多くの人が集まるそうです。

時計・スポーツチームの加島琢洋グループリーダーは「“オシアナスブルー”と呼ばれる青を基調としたデザインが男女ともに好まれています。最近は、女性も大きめの時計を付けることが珍しくなく、支持が広がっている印象がありますね」と言います。

  • ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 3階にあるOCEANUSコーナー。加島琢洋氏にナビゲートしてもらった

売り場でのOCEANUS選びのポイントを3つ挙げてもらいました。下記を踏まえて、最新の売れ筋トップ5を見ていきましょう。

  • OCEANUSの価格帯は3万~4万円台から20万円超まで幅広い。売れ筋は10万円前後に集まる傾向がある。
  • 店頭ではぜひ試着を。質感や厚み、光の加減での表情など、腕時計は実際に着けないと分からない部分が多い。
  • 年末年始のかき入れ時でも、午前から昼までは比較的空いているので狙い目。スーツで試着するのがベター。

※本文と写真で掲載している価格は、2019年12月9日13:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見てください。

第1位:軽さと買いやすさで定番人気の「OCW-T2600-1AJF」

売れ筋トップは、世界6局の標準電波を受信できる「OCW-T2600-1AJF」です。税込み価格は7万7000円と、ブランド内では比較的買いやすい価格帯にありますが、チタンバンドを採用しているところが好まれているといいます。

「チタンはステンレスより軽いので、メタルバンドでも軽快に付けられるということで好む人は多いです。とくに、20~30代の若いビジネス層に支持されている印象です。デザインもOCEANUSらしく洗練されていて、ブランドの代表的なモデルとなっています」

  • 「OCW-T2600-1AJF」

第2位:グラデーションIP加工に惚れる人続出の「OCW-T3000C-2AJF」

続く2位には、ブランド15周年を記念した1,000本限定生産モデル「OCW-T3000C-2AJF」がランクインしました。ベゼルにグラデーションIP加工を施していて、光の反射によって金~紫~青に無段階で色味を変える独特のデザインが注目を集めているとのこと。ソーラー電波やチタンバンドを採用しているのはOCW-T2600-1AJFと同じです。税込み価格は10万5600円。

「スーツと合わせやすいうえ個性がしっかり表現できるので、若い人を中心に注目されています。限定モデルとしては買いやすい価格帯というところも人気を高めていると思います」

  • 「OCW-T3000C-2AJF」

第3位:9.5mm厚のスリムさが支持される「OCW-S5000E-1AJF」

3位には、30~50代にファンが多い「OCW-S5000E-1AJF」が入りました。最大の特徴は、ブランド史上最薄となる9.5mm厚を実現していること。ソーラー電波に加えて、Bluetoothを使ったスマホリンクによる時刻修正機能を備えているのもポイントです。税込み価格は13万8600円。

「OCEANUSらしい見た目のまま、薄くて軽い仕上げになっています。ワイシャツの袖に引っかかりにくいということで、愛用している人は多いですね。こちらもチタンバンドで、軽さも好まれています」

  • 「OCW-S5000E-1AJF」

第4位:成人式の贈り物としても人気の「OCW-T200S-2AJF」

4位は、ブランド内では低価格帯となる「OCW-T200S-2AJF」です。税込み価格は4万5360円。ライトブルーの文字版を採用したシンプルなデザインで、ステンレススチールのメタルバンドを採用しています。ソーラー電波のほか、Bluetoothによるスマホ連係の時刻修正も可能です。

「ブランドの入門機的な存在ですね。文字盤が見やすくて自分用に選ぶ人も多いですが、好みを選ばないデザインということもあって贈り物としての人気も目立っています。成人式や新卒入社のプレゼント需要が大きいですね」

  • 「OCW-T200S-2AJF」

第5位:宇宙兄弟コラボレーションの限定品「OCW-G2000SB-2AJR」

5位に入った「OCW-G2000SB-2AJR」は、小山宙哉氏の漫画『宇宙兄弟』とコラボレーションした700本限定生産モデルとなります。文字版は、青から紫に変わるグラデーション蒸着を採用し、小山氏が描いた地球がデザインされているのが特徴です。ソーラー電波とBluetooth連係のほか、GPSによる時刻調整にも対応しています。税込み価格は27万5000円。

「現在、店頭にあるOCEANUSのなかでもっとも高価なモデルですが、ボーナスシーズンのまっただ中ということもあってよく売れています。宇宙兄弟のファンの方はもちろん、デザインに惚れて買われていく方も多く、幅広い支持を得ている印象があります」

  • 「OCW-G2000SB-2AJR」

はみ出し情報…多機能重視で選ばれる「OCW-G2000RA-1AJF」

トップ5からは外れるものの、機能性重視でOCEANUSを選ぶ人には「OCW-G2000RA-1AJF」も根強い人気があるとのこと。OCW-G2000SB-2AJRと同じく、ソーラー電波とBluetooth、GPS機能を搭載していて、暗色の文字盤と青いベゼルを採用したシックなデザインを採用しています。税込み価格は17万2810円。

「ワンランク上のOCEANUSを持ちたいという方に好まれているモデルです。デザイン性だけでなく、機能性を重視してこのブランドを選ぶ方も多いので、多彩な機能が詰まっているところが評価されていますね」

  • 「OCW-G2000RA-1AJF」

著者プロフィール
古田雄介

古田雄介

フリーランスライター。『アキバPick UP!』(ITmedia PC USER/2004年~)や『売り場直送! トレンド便』(日経トレンディネット/2007~2019年)などのレポート記事を手がける。デジタルと生老病死のつながりにも詳しい。著書に『スマホの中身も「遺品」です』(中公新書ラクレ)、『ここが知りたい!デジタル遺品』(技術評論社)、『故人サイト』(社会評論社)など。