◆PCMark 10 v2.0.2144(グラフ1~6)

UL Benchmarks
https://benchmarks.ul.com/pcmark10

ではまずPCMark 10から。結果はグラフ1の通りで、Core i9-10980XEが一番遅いという結果に。もっともスコアの絶対値としてはかなり優秀ではあるのだが、Ryzen 9 3900Xに及ばない程度、という性能は色々考えさせるものがある。また、Applicationsの結果がほかに比べて大差が付いているのも厳しい。Ryzen Threadripper 3970Xは? というと、決して最高速ではないものの、それなりに検討している、特にApplications Testで最高速なのはちょっと意外だった。

PCMark 10のDetail(グラフ2)を見ると、全体的に大きな差とは言えないが、Core i9-10980XEがやや低め、Ryzen Threadripper 3970Xはそこそこ、というあたりで推移している。

ではCore i9-10980XEの何が悪いか? ということでEssentials Detail(グラフ3)を見ると、一番差が大きいのはAppStartupであるが、WebBrowsingとかVideoConferencingなども決して高速とは言えない。意外にもこれらに関してRyzen Threadripper 3970Xは結構健闘している。Productivity(グラフ4)はグラフ3のAppStartupほどの差はみられないものの、全体的にCore i9-10980XEがやや低めに推移している。

逆にRyzen Threadripper 3970Xがやや低めに出たのがDigital Contents Creations(グラフ5)のRendering & Visualizationである。詳細を見ると、Ray Tracing、Graphics Test 1の両方もかなり低め(3回のテストのいずれも低めなので、この結果が間違っているようにも思えない)に推移しているのがこの結果である。

その一方でApplication Test(グラフ6)では特にExcelでRyzen Threadripper 3970Xがぶっちぎりで、逆にCore i9-10980XEが妙に落ち込む結果になるなど、なかなか一筋縄ではいかない傾向を見せている。そんな訳で得手不得手は見られるものの、Ryzen Threadripper 3970XはこうしたConsumer Workloadでもなかなか高い性能を発揮するし、逆にCore i9-10980XEは意外に振るわない感じだ。

◆CineBench R20(グラフ7)

Maxon
https://www.maxon.net/

Single CPUの最高速はRyzen 9 3950Xで、しかしながらRyzen Threadripper 3970Xも結構健闘している。Base Clockの低めなCore i9-10980XEにはやや辛いベンチマークかもしれない。では全コア使うと? というともう御覧の通りで、Ryzen Threadripper 3970Xが17180ものスコアでぶっちぎり。Core i9-10980XEは9000に届かず、Ryzen 9 3950Xにも及ばない程度である。まぁIntel的にはRyzen 9 3900Xは超えているからぎりぎりセーフなのかもしれないが、ちょっと考えさせる結果である。