ヤマハ発動機は、電動アシスト自転車「PAS With(パス ウィズ)」「PAS With DX(パス ウィズ デラックス)」「PAS With SP(パス ウィズ スーパー)」の2020年モデルを発表した。「PAS With」と「PAS With DX」を2019年11月29日、「PAS With SP」を2020年1月31日に発売する。メーカー希望小売価格(税別)は、順に122,100円、127,600円、155,100円。各モデルとも、タイヤサイズとして26型と24型を用意している。

  • PAS With

    PAS With(ビビッドレッド)

3機種とも新開発のアシスト制御「スマートパワーアシスト」を搭載。高回転域の出力を高め、低中速ギアを使った登坂がより楽になった。坂道で軽いギアに切り替えるとペダルを漕ぐスピードが速くなるが、空回り感のないパワフルなアシストを得られるとしている。ギアはリヤハブ内装3段変速方式。

アシストモードは「強モード」「スマートパワーモード」「オートエコモードプラス」の3段階。新開発の「スマートパワーモード」は、ペダルを漕ぐ力や速さ、路面の状況などから、最適なアシストパワーを自動制御するモード。走行中、常に最適なアシスト力が提供されるため、電動アシスト自転車に初めて乗る人や、運転に集中したいときに便利な機能だ。また、前回使用時(電源オフ時)に選択していたアシストモードを記憶し、次回使用時(電源オン時)に前回と同じモードで起動する「走行モードメモリー機能」も備えた。

26型の場合、3機種とも本体サイズが全長1,880mm、全幅が560mm、サドル高が745~890mm、タイヤサイズが前後26×1(1/2WO)。24型の場合、3機種とも本体サイズが全長1,785mm、全幅が560mm、サドル高が720~865mm、タイヤサイズが前後24×1(1/2WO)。

  • PAS With DX

    PAS With DX(マットブラック)

各モデルの概要

「Pas With」は、幅広いシーンで使いやすいデザインや機能を備えたスタンダードモデル。手を添えやすい形状のガードが付いたサドルを採用した。12.3Ahリチウムイオンバッテリーを備え、付属の充電器を使って約3.5時間で充電完了。車両重量は26.6kg(26型)または25.9kg(24型)。アシスト距離は、強モードで48km、標準モードで53km、オートエコモードプラスで78kmとなる。本体カラーは全7色。

「PAS With DX」は、上質感のあるパーツを採用し、デザイン性にこだわったモデル。12.3Ahリチウムイオンバッテリーの充電時間は約3.5時間(付属の充電器)。アシスト距離は、強モードで48km、標準モードで53km、オートエコモードプラスで78kmだ。車両重量は27.7kg(26型)または27.1kg(24型)。本体カラーは全6色。

  • PAS With SP

    PAS With SP(グレーメタリック)

「PAS With SP」は、PASシリーズ最上位のアシストレベルを持ち、登坂走行性に優れたプレミアムモデル。Pas Withと同様のガード付きサドルを採用している。15.3Ahリチウムイオンバッテリーの充電時間は約4時間(付属の充電器)。アシスト距離は、強モードで59km、標準モードで66km、オートエコモードプラスで100kmだ。車両重量は27.9kg(26型)または27.2kg(24型)。本体カラーは全4色。