レコルトといえば、ポップなデザインと豊富なカラバリ、コンパクトで使い勝手のよい家電製品で人気の家電メーカーです。そんなレコルトが、新製品を使ったメディア向け体験試食会を開催しました。

  • レコルトの新製品家電、体験会に行ってきました。。会場では製品ブースごとに、実際に新製品を使ってスタッフがその場で調理。作りたての料理を試食できました

会場で体験できた家電は、2019年6月発売の「カプセルカッター ボンヌ」、9月発売予定の「プレスサンドメーカー プラッド」、同じく9月発売予定の「ラクレット&フォンデュメーカー グランメルト」、10月発売予定の「2ウェイグリル アメット」の4製品。

税別価格は、カプセルカッター ボンヌが6,500円、プレスサンドメーカー プラッドが4,500円、ラクレット&フォンデュメーカー グランメルトが7,500円、2ウェイグリル アメットが9,000円です。

  • パクチー料理研究家で管理栄養士でもあるエダジュン氏による、実演調理や試食もありました

かわいい見た目なのにパワフルなカプセルカッター

最初に紹介するのは、今回の試食体験会で唯一発売済みの製品、フードプロセッサー「カプセルカッター ボンヌ」(以下、ボンヌ)です。フードプロセッサーというジャンルではあるものの、アタッチメントを入れ替えることで「刻む」「混ぜる」「練る」「潰す」「砕く」「おろす」「泡立てる」という7種類の調理に対応します。

  • 製品サイズはW12.4×D11.7×H23.4cm、重量は約1.1kg。コロンとしたボトルのような独特のフォルムが目を引きます。カラーはカーマインレッドとシャンパンホワイトの2色

ボンヌの特徴は、なんといってもかわいらしい見た目に反したパワフルさ。モーターパワーの問題で、市販のフードプロセッサーには氷が砕けない製品も多いのですが、ボンヌは会場入り口で次々と市販のロック氷を砕いてウェルカムドリンク用のクラッシュアイスを作っていました。

【動画】本体には毎分24000回転するパワフルなモーターを搭載。本体上部のボタンを押している間だけブレードが回転する、シンプルな操作性もいいですね
(音声が流れます。ご注意ください)

  • 会場入り口では市販のロックアイスにミントをまぜ、ボンヌで20秒ほど砕いたクラッシュアイスにレモン汁とソーダを加えた「レモンミントソーダ」が振る舞われました

もうひとつの注目ポイントが、付属プレートの充実です。ボンヌには標準の4枚刃専用ブレードのほか、おろしプレートと泡立てプレートが付属します。会場では実際に大根おろしと生クリームの実演もありました。

フードプロセッサーで大根おろしを作ると、水っぽく粒の大きな「鬼おろし」のようになりがちです。ボンヌ+おろしプレートを使うと、手でおろしたような大根おろしができあがりました。子どもの離乳食作りにも活躍しそうです。

  • 食材を「刻む」「混ぜる」「練る」「潰す」「砕く」ことができる標準ブレード(写真左)以外にも、おろしブレード(写真中央左)と泡立てプレート(写真中央右)が付属します

【動画】フードプロセッサーで作った大根おろしは「細かく刻んだ大根」になりがち。ボンヌのおろしプレートは本当に大根を「おろす」ので、しっかりした大根おろしが作れました
(音声が流れます。ご注意ください)

  • ボンヌで作った大根おろし

  • 100ccの生クリームを約15秒「泡立てプレート」で撹拌(かくはん)すると、フワフワのホイップに。実は最初、30秒以上かくはんしてバターを作ってしまうという失敗も。パワフルだからこそ起きる失敗です

会場では、ボンヌのレシピ作成にも関わったパクチー料理研究家であり管理栄養士でもあるエダジュン氏が登壇。ボンヌを使って3分ほどで「レモンバナナジェラート」を作る実演も行われました。

  • 会場の参加者と会話をしながら、2分ほどで作った「レモンバナナジェラート」。凍ったバナナとナッツなどの材料を入れてボンヌで撹拌するだけ。試食したところネットリとした濃厚な食感とレモンの爽やかさ、ナッツの食感が絶妙に混ざり合った素晴らしい味! オシャレなカフェで出てきそうな一品です

分厚い具材もドンとこいのプレスサンドメーカー

エダジュン氏の実演は9月発売予定の「プレスサンドメーカー プラッド」(以下、プラッド)でも行われました。プラッドの特徴は「分厚い具材もしっかり挟んで調理できる」こと。会場では、厚さ2cm以上ありそうな卵焼きを挟んだホットサンドを作りました。

  • プレスサンドメーカー プラット。サイズは約W13.0×D21.0×H12.0cmとコンパクト。プレートは一般的な角食パンが耳ごとすっぽりと入るサイズ。カラーはレッド、ネイビー、ホワイト

  • 2枚のプレートを挟むロックはアジャスターがついており「少し開いた状態でプレス」することも可能

  • 会場では、分厚い卵焼きを使った玉子サンドを作りました

  • でき上がった厚焼き玉子サンド。パン表面にプレートの模様が焼き付けられているのもオシャレですね

エダジュン氏によると、プラッドの魅力は食パンの耳をカットしないでそのまま調理できること。筆者もプラッドで調理した厚焼き卵サンドを試食しましたが、耳がカリカリとした食感で非常にクリスピー。これなら「耳は食べたくない」という子どもも、スナック感覚で喜んで食べてくれそうです

プレートは取り外しできませんが、そのぶん熱効率がよく、すばやい加熱が可能とのこと。実演の厚焼き玉子サンドも約2分で焼きあがりました。このほか、縦に置いて収納できたり、使用していないときはコードを本体に巻き付けることができたりと、使いやすさと収納のしやすさも魅力だといいます。

厚切り肉の両面同時焼きにも対応した2面ホットプレート

次の実演は、2面ホットプレートの「2ウェイグリル アメット」(以下、アメット)です。名前の通り2つのプレート面を持つホットプレートで、2種類の調理を同時に行えるのが特徴です。

  • 2面のプレートで、それぞれ異なる食材を調理できるのがアメットの特徴。サイズはW26.5×D23×H12.5cm。カラーはレッドとネイビー

  • エダジュン氏の実演では、豚肉と目玉焼きが乗ったルーロー飯が作られました。たっぷりのソースで煮込むように味付けする豚肉と、シンプルに焼くだけの目玉焼きや野菜を同時に調理できるので、かなりの時短に。ルーロー飯は約5分で完成

アメットには温度設定機能はありませんが、片面だけは温度を「High」か「Low」に設定可能。温度Lowは食材の保温に向いた設定で、片面で加熱調理しながら「できあがった食材を保温温度のプレートに移動」という使い方ができます。

また、2面のプレートはたたんだ状態でも使えます。このため、分厚い肉を上と下から同時に焼くといった「挟み焼きグリル」にもなるんです。

  • プレートは取り外し可能で、フラットプレートと凹凸プレートを使い分けられます。凹凸プレートは肉を焼くのにもぴったり

  • 肉、焼き上がり

  • 使わないときは、たたんだ状態で立てておけるのも個人的に気に入りました

フォンデュも直火グリル料理も得意なラクレットメーカー

エダジュン氏による最後の実演は9月発売予定の「ラクレット&フォンデュメーカー グランメルト」(以下、グランメルト)です。トロ―っととろけるチーズが楽しめる卓上調理機。ヒーターを挟んだ上下2つの調理スペースがあり、上の調理スペースはホットプレートのように使用し、下は直火グリルのような調理ができます。

基本的な使い方は、上面で野菜や魚介、肉などの食材を加熱し、下面では付属の「ミニパン」を使ってチーズを加熱。とろけるまで加熱したチーズを焼いた食材に乗せて食べます。

  • 上下で同時加熱できるグランメルト。会場ではエダジュン氏による「チーズダッカルビ」の実演。下でチーズなどを溶かすためのミニパンは4個まで同時調理可能。上面に乗っているチーズの入った耐熱ココットも、2個が標準で付属します。本体サイズはW32×D21.5×H14cm

  • 会場では参加者全員にチーズダッカルビが振る舞われました。チーズをのせる瞬間はインスタ映えの極致! もちろん味も最高でした

  • 本体上面のプレートサイズは約20×20cm。片面が平面、反対が凹凸プレートになっていて、好きな面が使えます。写真は凹凸プレートを使った魚介グリルの様子

  • 別売りの「ピザプレート」を使えば、下段でピザを焼くことも! ヒーター位置が食材に近いので、パリパリのクリスピーピザが楽しめます

今回紹介した4製品以外にも、2019年10月以降に発売されるさまざまな家電が展示されていました。残念ながらこれらは実演や試食はなかったものの、低温調理ができるコンパクトな炊飯器や、トースターのようなかわいい見た目のディハイドレーター(ジャーキーなどが作れる食品乾燥機)など、ワクワクする内容です。

実演のあった製品も、実演のなかった新製品も、いずれも時短で料理を作りたい人の手間を減らしてくれたり、食卓を楽しくしてくれそうな調理器具ばかり。こうしたステキな調理家電、毎日を楽しくしてくれそうです。

  • 今後発売予定の製品たち。デザイン性の高いものや、機能に一ひねりある家電が多い印象です