NVIDIAから、AMD NAVIことRadeon RX 5700を迎撃するためのGPU「GeForce RTX 2070 Super」、「GeForce RTX 2060 Super」が7月2日に発表され、7月9日から製品の発売が始まった。

GeForce RTX 2070 SuperとGeForce RTX 2060 Superは、コア数の引き上げやメモリ容量の強化などによって、価格は従来モデル並に据え置きながら性能は1クラス上のモデルに相当させたという新GPUだ。

それでは発売された新製品を見ていこう。

ASUSのRTX Superカード

ASUSTeKからは、GeForce RTX 2060 Superを搭載する「ROG-STRIX-RTX2060S-O8G-GAMING」がリリースされた。

GeForce RTX 2070 Super搭載モデルは現状未発表だが、GeForce RTX 2060 Superを搭載しながら、このROG-STRIX-RTX2060S-O8G-GAMINGはトリプルファンの大型GPUクーラーを採用するOC対応の上位モデル仕様となっている。

このGPUクーラーは、同社ROGモデルの伝統であるダイレクト接触型の接触面を採用するとともに、従来ファンと比べて静圧を高めつつ静音性・ビジュアルを向上したウイングブレードファン(IP5X対応)を組み合わせている。加えて、基板上にはPerformance/Quietの2つのモードを切り替えるDual BIOSスイッチを搭載し、従来同様、GPU温度が55℃を下回った際にファンの回転を停止する準ファンレス機能も備えている。また、搭載するLEDは同社AURA SYNC対応だ。

  • ROG-STRIX-RTX2060S-O8G-GAMING

ベースクロック:1470MHz(OCモードモード時1500MHz)
ブーストクロック:1830MHz(OCモード時1860MHz)
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:300.5×130.6×48.9mm
実売価格:65,000円前後

ELSAのRTX Superカード

エルザジャパンは、GeForce RTX 2070 Superを搭載する「ELSA GeForce RTX 2070 Super ERAZOR GAMING」、GeForce RTX 2060 Superを搭載する「ELSA GeForce RTX 2060 Super S.A.C」をリリースした。ともにデュアルファンのGPUクーラーを搭載するが、ELSA GeForce RTX 2070 Super ERAZOR GAMINGはロングサイズ、ELSA GeForce RTX 2060 Super S.A.Cはショートサイズで、カードデザインが異なる。

ELSA GeForce RTX 2070 Super ERAZOR GAMINGは、9枚ブレードの86mm径ファン2基を採用したS.A.C.3クーラーを採用。GeForce RTX 2070 Superのロング基板のほぼ全長に相当する大型ヒートシンクを組み合わせている。大型クーラーではあるが高さは114mmに抑えられており、ケースとの干渉の恐れは少なめ。RGB LEDもファンカバー部分の6カ所に搭載し、同社のGPUユーティリティ「GPU Optimizer」からコントロール可能としている。

  • ELSA GeForce RTX 2070 Super ERAZOR GAMING

ベースクロック:1605MHz
ブーストクロック:1815MHz
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:267×114×41mm
実売価格:85,000円前後

ELSA GeForce RTX 2060 Super S.A.Cは、S.A.Cツインファンを採用するが、今回新設計のヒートシンクを組み合わせている。新ヒートシンクはヒートパイプ4本の構成。長さ206mmのショートサイズで、小型のケースとも相性がよい。動作クロックはリファレンス準拠。

  • ELSA GeForce RTX 2060 Super S.A.C

ベースクロック:1470MHz
ブーストクロック:1650MHz
電源コネクタ:8ピン
サイズ:206×114×43mm
実売価格:62,000円前後

GALAKURO GAMING 玄人志向のRTX Superカード

GALAKURO GAMINGは、GALAXと玄人志向が立ち上げた新ブランド。OCモデルで名の知られるGALAXの耐久性を前面に、全製品3年間保証を付与する。

GALAKURO GAMINGからは、GeForce RTX 2070 Superを搭載する「GG-RTX2070SP-E8GB/DF」、GeForce RTX 2060 Superを搭載する「GG-RTX2060SP-E8GB/DF」がリリースされている。搭載するGPUは異なるが、両製品のサイズは同一で、クーラーの外観も同じだ。クロックに関してはどちらもリファレンスより高められたOCモデルとなる。

  • GG-RTX2070SP-E8GB/DF

ベースクロック:-
ブーストクロック:1815MHz
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:285×127×52mm
実売価格:66,000円前後

  • GG-RTX2060SP-E8GB/DF

ベースクロック:-
ブーストクロック:1695MHz
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:285×127×52mm
実売価格:54,000円前後

GIGABYTEのRTX Superカード

GIGABYTEは、GeForce RTX 2070 Super/2060 Superそれぞれに、AORUSモデルとGAMINGモデルを用意することで、計4モデルをリリース。AORUSモデルはより高クロックのOCモデルで、ファンにはLEDライティング機能が搭載されている。GAMINGモデルのLEDは側面ロゴなど最小限に抑えられている。

  • AORUS GeForce RTX 2070 SUPER 8G(GV-N207SAORUS-8GC)

ベースクロック:-
ブーストクロック:1905MHz
電源コネクタ:8ピン×2
サイズ:290×134.31×59.9mm
実売価格:76,000円前後

  • AORUS GeForce RTX 2060 SUPER 8G(GV-N206SAORUS-8GC)

ベースクロック:-
ブーストクロック:1845MHz
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:290×134.31×59.9mm
実売価格:60,000円前後

AORUSは「AORUS GeForce RTX 2070 SUPER 8G(GV-N207SAORUS-8GC)」と「AORUS GeForce RTX 2060 SUPER 8G(GV-N206SAORUS-8GC)」の2モデル。

ともに3基の100mmファンを少し重なる形で搭載する「WINDFORCE Stack 3X 100mmファンクーリングシステム」を採用。中央を両サイドとは逆回転とすることで乱気流を生じさせ、放熱効果を高めている。低負荷時にファンの回転を停止する準ファンレス機能も搭載。ファンの軸にはダブルボールベアリングを、GPU接触面は直接接触型とし、ヒートシンクは高さや角度の異なるフィンを組み合わせたアンギュラーフィンデザインを採用し静音性・冷却性能に優れると言う。電源回路はAORUS GeForce RTX 2070 SUPER 8Gが12+2フェーズ、AORUS GeForce RTX 2060 SUPER 8Gが10+2フェーズで、Ultra Durable準拠の高耐久部品を採用。電源コネクタも増強している。

  • GeForce RTX 2070 SUPER GAMING OC 8G(GV-N207SGAMING OC-8GC)

ベースクロック:-
ブーストクロック:1815MHz
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:286.5×114.5×50.2mm
実売価格:72,000円前後

  • GeForce RTX 2060 SUPER GAMING OC 8G(GV-N206SGAMING OC-8GC)

ベースクロック:-
ブーストクロック:1815MHz
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:280.35×116.45×40.24mm
実売価格:58,000円前後

GAMINGは「GeForce RTX 2070 SUPER GAMING OC 8G(GV-N207SGAMING OC-8GC)」と「GeForce RTX 2060 SUPER GAMING OC 8G(GV-N206SGAMING OC-8GC)」の2モデル。

GeForce RTX 2070 SUPER GAMING OC 8Gが82mm、GeForce RTX 2060 SUPER GAMING OC 8Gが80mm径の「WINDFORCE 3Xクーリングシステム」を採用する。中央のファンを両サイドのファンと逆に回転させる「オルタネイトスピニングファン」はAORUS同様。準ファンレス機能や直接接触型ヘッドなどを採用。電源回路はGeForce RTX 2070 SUPER GAMING OC 8Gが8+2フェーズ、GeForce RTX 2060 SUPER GAMING OC 8Gが6+2フェーズで、GeForce RTX 2070 SUPER GAMING OC 8Gはリファレンス同様8+6ピン電源を採用するが、GeForce RTX 2060 SUPER GAMING OC 8Gは6ピンを追加している。

製品保証はGeForce RTX 2060 SUPER GAMING OC 8Gのみ1年間、ほか3モデルは代理店1年、メーカー3年の最大4年間。

MSIのRTX Superカード

MSIはGeForce RTX 2070 Superを搭載する「GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS OC」、GeForce RTX 2060 Superを搭載する「GeForce RTX 2060 SUPER GAMING X」をリリースした。ともにデュアルファンGPUクーラーを搭載するが、このクーラーの機能に違いがある。

GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS OCは「トルクスファン 2.0」を採用。2基のファンのうち、一つは通常型で、もう一つは分散型のブレードを採用し、この異なるファンブレードの組み合わせが冷却効率を高めると説明している。

  • GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS OC

ベースクロック:-
ブーストクロック:1785MHz
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:257×127×41mm
実売価格:73,000円前後

GeForce RTX 2060 SUPER GAMING Xは同社の定番クーラーの最新版「TWIN FROZR 7」を採用する。分散型ブレードにさらに特殊なカーブを施した「トルクスファン 3.0」を組み合わせているのが特徴だ。GPU温度が60℃を下回った際にファンの回転を停止する準ファンレス機能「Zero Frozr」にも対応。クーラーカバーや側面部分にLEDを搭載し、同社「Mystic Light Sync」で制御ができる。

  • GeForce RTX 2060 SUPER GAMING X

ベースクロック:-
ブーストクロック:1695MHz
電源コネクタ:8ピン
サイズ:248×128×52mm
実売価格:62,000円前後

ZOTACのRTX Superカード

ZOTACはGeForce RTX 2070 Superを搭載する「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan」および、GeForce RTX 2060 Superを搭載する「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINI」をリリースした。カラーは異なるが、ともにデュアルファン仕様の「IceStorm 2.0」を採用している。

ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fanは、前後のファンを異なる回転数で制御できるアクティブファンコントロールを採用。さらに、PCB基板とヒートシンクの間にもう1層プレートを介して冷却性能を高めている。また、各社製品のなかには2スロット厚を超えた2.5スロット厚(以上の)モデルもあるが、本製品は厚みが38mmとスリムだ。

  • ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan

ベースクロック:-
ブーストクロック:1770MHz
電源コネクタ:8+6ピン
サイズ:268×113×38mm
実売価格:70,000円前後

ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINIは、ショート基板モデルで長さ210mmと、ほぼリファレンスデザインカードに近いサイズでデュアルファンを実現している。同じIceStorm 2.0クーラーでも、こちらはPCB・ヒートシンク間のプレートが省かれているが、バックプレートに折り返しを設け、GPUファンの風により裏面の冷却効率を高めた設計を採用している。また、こちらは準ファレス機能のActive Fan Controlに対応していない。

  • ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINI

ベースクロック:-
ブーストクロック:1650Mz
電源コネクタ:8ピン
サイズ:209.6×119.3×41mm
実売価格:56,000円前後