「外硬内軟」なご飯とは
日立のフラッグシップ炊飯器で新モデル「圧力&スチーム ふっくら御前 RZ-W100CM」は、従来までの炊飯方法を見直し、新たな炊飯方式「極上ひと粒炊き」を採用しました。極上ひと粒炊きとは、行列ができるという京都の老舗米料亭「八代目儀兵衛」の炊飯方法をもとに、「土鍋炊飯に近い味」を再現する炊飯方式だそう。セミナーに登壇した八代目儀兵衛の総料理長・橋本晃治氏によると、店ではご飯のひと粒ひと粒に弾力がありながら、中はふっくらとした「外硬内軟(がいこうないなん)」な炊き上がりを目指しており、RZ-W100CMもこの「外硬内軟」を追求しているそうです。
「外硬内軟」なご飯を実現するため、RZ-W100CMがこだわっているのは「浸し」「加熱」「蒸らし」の3ポイント。
一般的な炊飯器は、加熱前に60度ほどの高温で米を浸水させますが、高い温度で浸水させると、米粒の表面が溶けて食感が悪くなることもあります。RZ-W100CMは、40度前後の低温でゆっくり浸水させるのです。
高火力でお米を加熱するため、IHでの発熱性が高い鉄と、伝熱性の高いアルミを用いた「大火力 沸騰鉄釜」を採用。高火力でお米を加熱できるようになったほか、炊飯時の最後に10秒ほど「仕上げ加熱」を入れることで、ご飯の余計な水分を飛ばし、ひと粒ひと粒がシャキッと仕上がります。
最終段階の「蒸らし」は一般的に、加熱を行わない工程ですが、RZ-W100CMは蒸らし時もあえて98度以上の高温をキープ。炊飯完了時にアツアツのご飯を提供できるため、ご飯をよりおいしく感じるといいます。なお、RZ-W100CMは「蒸気カット」機能を搭載しており、炊飯時の蒸気をカットしてくれます。
このほか、0.5合から2合までのご飯をおいしく炊ける「少量」専用モードを用意。スチームと側面ヒーターで、釜内上部の空間を高温に保ち、少量でもおいしいご飯を炊き上げます。
時短でも「おいしい」を諦めない
日立の過熱水蒸気オーブンレンジといえば、もともと電子レンジ性能が高く、「ボタンひとつで思った通り加熱できる」「冷凍ミンチ肉も失敗なく解凍できる」と、忙しい共働き世帯にも人気でした。今回のMRO-W10Xは、献立決めのサポート機能を備え、ますます自炊料理に対するハードルが下がったと感じます。
プレミアム炊飯器RZ-W100CMは、ご飯の食感が非常によくなり、土鍋炊きのようなおいしさが再現できるようになりました。内鍋が軽いので、洗米時や鍋をセットするとき疲れないのも好印象。どちらの製品も、忙しい子育て世帯や共働き世帯でも手間をかけず、それでいて「おいしい」を諦めないための工夫が随所に感じられました。