ソニーは7月10日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズのフルサイズ対応Eマウント用単焦点レンズ、「FE 35mm F1.8(SEL35F18F)」を発表した。8月30日から発売する。価格は87,000円(税別)。7月11日から、ソニーショールーム/ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神にて、FE 35mm F1.8の先行展示を行う。
焦点距離35mm(35mm判換算:52.5mm)の大口径単焦点レンズ。本体は防塵・防滴に配慮した設計で、サイズもコンパクトなため取り回しやすい。日常のスナップや風景撮影に適しており、開放F値がF1.8と明るく最短撮影距離が0.22mからと短いことから、テーブルフォトなどにも使いやすいとしている。
これまで、フルサイズ対応のEマウント用35mm単焦点レンズは、「Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA」と「Sonnar T*FE 35mm F2.8」というラインナップだったが、今回の「FE 35mm F1.8」は既存ラインナップの中間に位置する。価格、解放F値、大きさ、重さなど、選択肢が広がった。
FE 35mm F1.8のレンズ構成は9群11枚で、非球面レンズ1枚を効果的に配置することで諸収差を抑制。レンズ開放から高い解像感が得られる。AF駆動にはリニアモーターを採用し、AF精度と静粛性を向上。MF時では、リング操作のタイムラグを減少するリニアレスポンスMFに対応する。その他の仕様は以下の通り。
- 絞り形式: 9枚 円形絞り
- 最短撮影距離: 0.22m~
- 最大撮影倍率: 0.24倍
- フィルター径: 55mm
- 直径×長さ: 65.6×73mm
- 重さ: 約280g