カシオ計算機のスマートウオッチ「PRO TREK Smart WSD-F30」を使って、東京タワーを階段で登るリアルイベントが開催されました。WSD-F30といえば、耐衝撃性能に優れ、アクティビティの活動ログもとれるスマートウオッチとして人気の製品です。40代筆者が運動不足解消のため、参加してきました。
東京タワーに集う者たち
当日、港区にある東京のシンボル的な高層タワー(東京タワー)に集まったのは、山ガールにトレッキング好き、サイクリストやスキーヤーなど、バラエティ豊かな一般参加者の20名でした。参加者の共通点は、スマートウオッチに興味があるということのみ。みなさん初対面です。5つのグループに分かれ、まずは簡単に自己紹介を済ませます。つぎに、手持ちのスマートフォンとWSD-F30をBluetoothでペアリングさせる作業に入りました。
イベントの趣旨は、東京タワーを「都会の山」に見立て、階段で登りながらWSD-F30の機能を試してみよう、というもの。冒頭、カシオ計算機の担当者から使い方のレクチャーが行われました。
「LOCATION MEMORY」を試す
WSD-F30の基本的な使い方を理解して、準備が整ったところでいざ出発。はじめに足慣らしとばかり、東京タワーの周辺をハイキングがわりに歩きます。増上寺の境内をぐるっと周るコースでした。ここでWSD-F30の「アクティビティ」から、「トレッキングモード」をスタート。あいにくの梅雨空でしたが、霧のかかった境内は高原のように見えなくもありません。
トレッキング中は、「傾けて画面をON」がとても便利でした。文字通り、WSD-F30を傾けるだけで画面が点灯します。お役立ち機能のひとつ「LOCATION MEMORY」も試してみました。カラー表示の地図に、自分が移動した軌跡を表示できる機能です。なるほど、自分が歩いてきた道が太い線で示されます。見たところ誤差は非常に少ないようです。
WSD-F30は、位置の測位に利用する衛星として、アメリカのGPS、ロシアのGLONASS、日本のみちびきに対応しています。しがない40代筆者の散歩ごときを正確に計測してもらうなんて、なんだか申し訳ない気持ちにもなります。
WSD-F30本体もGPS機能を搭載しており、スマホなしで現在地を測位できます。あらかじめ、スマホからWSD-F30に地図をダウンロードしておけば、スマホの電波が圏外になっても自分の居場所がわかるわけです。
たとえば登山中に遭難したとして、これほど心強いものはないでしょう。もっと生活に身近なところでは、移動中に「スマホのマップで確認するほどじゃないけれど、目的地の方向は合っていたっけ」なんていうときに、パッと手元で地図を確認できて便利ですね。