カシオ計算機は8月30日、OSにGoogleのWear OSを搭載したスマートウオッチ「PRO TREK Smart」の新製品として、「WSD-F30」を発表した。2019年1月ごろの発売予定で、税別価格は61,000円。本体カラーは、ブルー、オレンジ、ブラック。これまで、プロダクトカラーはオレンジだったが、WSD-F30はブルーとなる(日本のみ。ワールドモデルのプロダクトカラーは引き続きオレンジ)。
WSD-F30は、ドイツのベルリンで開催のIFA2018で発表されたが、日本でも早々に正式発表となった。現行モデル「WSD-F20」も継続販売される。
PRO TREK Smart WSD-F30
新モデルWSD-F30の大きな特徴は、新たに加わった「エクステンドモード」。WSD-F30のBluetoothやWi-Fiなど大半の機能を無効化して、GPSとオフライン地図、2層ディスプレイのモノクロ層(日時などのデジタル表示)だけを動作させるモードだ。徹底した省電力化によって、1日8時間の使用で3日間、充電なしで動作するようにしている。
エクステンドモードでも、GPSとオフライン地図による現在地の確認、行動軌跡の表示が可能だ。既存モデル「WSD-F20」のユーザーから、バッテリー駆動時間に対する要望が大きかったということで、2泊3日のアクティビティを1回のフル充電で使えるスタミナを実現した。
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ブルー
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オレンジ
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ブラック
2層ディスプレイも大きく強化されている。カラー画面は有機ELとなり、視認性が向上。モノクロ画面はレイアウトを一新し、時刻や日付だけでなく、高度・気圧・方位をまとめて表示できるようになった。また、従来モデルでも好評の機能「タイムピースモード」は、モノクロディスプレイだけを使うことで約1カ月のバッテリー駆動を可能にするが、WSD-F30では「マルチタイムピースモード」へと進化。高度・気圧・方位といった内蔵センサー情報を表示しながら、従来と同じ約1カ月のバッテリー駆動を受け継ぐ。
デザイン面では、従来モデルのWSD-F20と比較して、小型化・薄型化を図ったのも大きなポイント。小型化と薄型化も、WSD-F20ユーザーからの要望が大きかったそうだ。具体的には、WSD-F20と比較して、縦横それぞれ3.9mm、厚さ0.4mm、サイズダウンした。実物を手首に巻くと、数字以上に小さく薄く感じる。
スマートウオッチには「画面」があるので、小型化＝画面が小さくなる、つまり視認性が落ちるという一面があり、WSD-F30くらいの画面サイズがギリギリではないだろうか。画面サイズ・解像度は、WSD-F20が1.32インチ・320×320ピクセル、WSD-F30が1.2インチ・390×390ピクセルだ。
もうひとつ、バンドにも改良の手が入っている。素材はWSD-F20と同じだが、強度を保ちつつ少しだけ薄くし、さらに「穴」の数を増やした。ちょうどよい「穴の位置」を決めやすくなり、装着性が高くなっている。本体の小型化と薄型化、そしてバンド調整のしやすさは、女性ユーザーからも評価されそうだ。なお、おもな仕様は記事末の表を参照してほしい。
オレンジ
ブルー
ブラック
使用イメージ
