Intelは5月27日、第9世代Intel Core i9-9900KSのスペシャルエディション「Intel Core i9-9900KS special edition」を発表した。

同社は2018年10月に登場したIntel Core i9-9900K(開発コード名: Coffee Lake Refresh-S)を「ゲーミングに世界最高のプロセッサ」とアピールしていたが、今回発表された「Intel Core i9-9900KS special edition」は、Core i9-9900Kをさらに改善したものだという。8コア内蔵で、ターボブースト時は全コア5.0GHzで駆動。2019年中の出荷予定となっている。詳細は不明だが、5月28日に台湾・Computexで開催されるIntel基調講演で紹介されるとみられる。

  • パッケージはCore i9-9900Kとほぼ同じ。正面に「SPECIAL EDITION」が印字されている

また、既報の通り、開発コード名「Ice Lake」で知られる10nmプロセスのモバイルプロセッサも正式に予告された。Ice Lakeは10nmプロセスで「本格的に」量産される最初のメインストリームCPU。新たに開発されたマイクロアーキテクチャ「Sunny Cove」を採用し、PC向けAIに適した同社初のプロセッサとしている。2019年5月9日に開催されたIntelの投資家向け説明会では、現行世代の製品と比較して、3倍のワイヤレス速度、2倍の動画変換性能とグラフィックス性能、2.5倍~3倍のAI性能を実現するとしていた。14nm世代と同様に、10nm世代でも10nm/10nm+/10nm++といった形でプロセスの最適化が進められる予定。