効率化という点では、AIやロボットの採用もユニークなポイントだ。白井データセンターキャンパスではオペレーション室やその他の日勤スタッフも含めて約20名の勤務でスタートするが、さらなる効率化と、将来的な無人化を目指して、フィジカル/ソフトウェア両方のロボットを導入する。

フィジカルなロボットとしては、警備会社のALSOKとパートナーシップを結び、警備ロボット「REBORG-Z」を導入。無人による巡回警備に加え、将来的には来訪者の案内なども行わせる計画とのこと。

  • ALSOKのREBORG-Z。3Dレーザーレーダーや赤外線により周囲を監視し、火災時には特別消化剤を散布する能力も持つ。重量は200kgあり、一人で簡単には倒せないという。ALSOKは警備ロボットを20年以上研究・開発してきており、REBORG-Zは11代目の最新世代にあたる

また、RBA/RPA自動化基盤(ソフトウェアBOT)を導入し、IIJエンジニアリングとともに、入館申請業務や災害時の復旧対応等のITオペレーションの自動化も実証していくという。

  • サーバー棟のオペレーションルーム。ここでサーバーのモニタリングに加え、将来的にはREBORG-Zのカメラのモニタリングなども検討中。さらに松江データセンターとの相互監視なども計画されているとのこと

  • 入り口のセキュリティゲートも万全。入館申請等はネットワークで申し込み、ICカードなどで認証するタイプとなる。将来はREBORG-Zの案内まで連動するかもしれない