Gmailの「情報保護モード」は、2018年春のアップデートで追加された情報漏洩防止機能です。Android端末のGmailアプリはもちろん、iOS版Gmailアプリやパソコン(WEBブラウザ)でも利用でき、メール上の大切な情報を保護できます。

メール作成画面で情報保護モードを有効にすると、受信者がそのメールを表示できる期限を1日/1週間/1カ月/3カ月/5年の範囲で指定できます。期限が到来すると、そのメールはどの手段を用いても閲覧できなくなります。

情報保護モードが有効なメールは、受信者がGmailアプリ/GmailのWEBサイトを利用している場合、受信トレイには「このメールは情報保護モードで送信されています...」とされ、通常のメールとひと目で区別できます。メールを開くと通常どおり文面が表示されますが、有効期限が表示されるなどフォーマットは異なります。

一般的なメールアプリ(Gmailの情報保護モードに対応しないアプリ)を利用している場合でも、文中に表示されている「メールを表示」ボタンをタップすれば、専用のビューワが起動されメールの文面を読むことができます。

情報保護モードが有効なメールでは、添付ファイルのコピーやダウンロードが制限されます。メールの転送も禁止されますから、送信者が意図しない方法/期間でメールの内容にアクセスすることはできません。

なお、情報保護モードを有効にしたメールは、送信者側の権限であとから期限を変更できます。送信済みメールを開くと、メールの有効期限が表示されている欄に「アクセス権を取り消す」ボタンが表示されているので、それをタップすると即座にメールを読むことができなくなります。

  • 情報保護モードが有効なメールは、表示期限が到来すると読めなくなります