GDDR5搭載のローエンドTuringカード

NVIDIAの新型GPU「GeForce GTX 1660」が登場、搭載グラフィックスカードが各社から一斉に発売された。先月登場したGTX 1660 Tiの下位モデルとなるが、CUDAコア数が1,536基から1,408基へと減ったほか、メモリがGDDR6からGDDR5へと変更になったのが大きな違い。価格帯は3万円台前半が主流だ。

  • 各社からGeForce GTX 1660搭載カードが発売(BUY MOREの販売コーナー)

同GPUは、Turingアーキテクチャとしてはローエンドとなるもの。低価格が魅力だが、GeForce 20シリーズと違い、このGeForce 16シリーズではリアルタイムレイトレーシング機能が省略されているので、その点のみ注意が必要だ。なおゲームにおける性能は、GTX 1060 3GBに比べ、平均で35%高速になっているという。

今回、店頭への入荷が確認できたのは、以下の各モデル。いずれもオリジナルクーラーを搭載しており、トリプルファンの強力なモデルから、コンパクトなショート基板モデルまで、様々な製品が展開されている。

メーカー 製品名 クロック 価格
GIGABYTE GV-N1660GAMING OC-6GD 1860MHz 34,500円~36,500円前後
GIGABYTE GV-N1660OC-6GD 1830MHz 33,500円前後
MSI GeForce GTX 1660 GAMING X 6G 1860MHz 36,500円前後
MSI GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC 1830MHz 32,000円前後
玄人志向 GF-GTX1660-E6GB/OC/DF 1800MHz 32,000円前後
Inno3D GeForce GTX 1660 Twin X2 1785MHz 31,799円(TSUKUMO eX.)
ZOTAC ZTGTX1660-6GB 1785MHz 30,000円前後
  • GIGABYTE「GV-N1660GAMING OC-6GD」。トリプルファンクーラーで高速

  • GIGABYTE「GV-N1660OC-6GD」。こちらはデュアルファンモデルとなる

  • MSI「GeForce GTX 1660 GAMING X 6G」。Twin Frozrクーラーを搭載

  • MSI「GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC」。178mmのショート基板モデル

  • 玄人志向「GF-GTX1660-E6GB/OC/DF」。デュアルファンでDVIも装備

  • Inno3D「GeForce GTX 1660 Twin X2」。保証期間が2年と長くて安心

  • ZOTAC「ZTGTX1660-6GB」。クロックは定格だが、この中では最安値

  • このモデルはデュアルファンながら、173.4mmのショート基板を実現

Fractal Design初のLEDファンが登場

Fractal Design初のLEDファンとして、「Prisma AL」「同 SL」シリーズが登場した。ALシリーズはアドレッサブルRGB LEDを搭載する上位モデルで、SLシリーズは単色LED(レッド、グリーン、ブルー、ホワイト)の廉価版となる。TSUKUMO eX.での価格は、ALの14cmが4,190円、12cmが3,866円、SLの14cmが2,678円、12cmが2,462円。

  • Fractal Designの「Prisma AL-12」。ついに同社からLEDファンが登場した

  • ハブ側に6個のRGB LEDを搭載する。外周のリングにLEDは無く、反射で光る

LLSベアリングを搭載し、静音性と耐久性に優れるのが特徴。回転数は、AL-12が500~2,000rpm、AL-14が500~1,700rpm、SL-12が1,200rpm、SL-14が1,000rpmとなる。ALシリーズの発光は各社マザーボードから制御できるが、別売のLEDコントローラ「Adjust R1」を利用することも可能で、こちらの価格は2,462円。

  • ALシリーズには固定回転版もあるが、今回入荷したのはPWM版のみ

  • SLシリーズ。4色×2サイズで、合計8モデルがラインナップしている