SB C&Sは3月14日、3D撮影もできる360度カメラ「Insta360 EVO」(中国Shenzhen Arashi Vision製)を発表した。カメラ本体は折りたたみ式となっていて、折りたたむと360度カメラとして使え、開くと3Dカメラとして使える。動画は、360度動画と3D動画のいずれも5.7K(5760×2800ドット)画質の撮影に対応する。価格はオープンで、予想実売価格は税込み56,570円。発売は4月12日で、3月14日から予約受付を開始する。

  • 360度カメラ「Insta360 EVO」。これは開いた状態で、3Dカメラとして使える

  • 折りたたんだ状態だと360度カメラとして使える

  • 前後にレンズが向いているのが分かる

2基のカメラとレンズを搭載した360度カメラ。本体は左右の中央で折りたためる構造になっていて、折りたたんだ状態だと360度撮影が可能。両モードで撮影した写真や動画は、付属の3Dグラスと手持ちのスマートフォンを組み合わせれば楽しめるほか、Oculus GoやGalaxy Gear VRなどのVRヘッドセットでも再生できる。写真は約1800万画素、動画は5.7K画質(5760×2800ドット、30fps)で撮影できる。

  • 上部にはシャッターボタンや電源ボタンを配置。360度カメラとして利用する際にカメラを固定するためのロックスイッチも見える

  • 底面には三脚穴がある

  • 背面。撮影した写真や動画を表示する液晶パネルは搭載しない

最新の手ぶれ補正技術「FlowState」を搭載しており、歩きながらの動画撮影でもジンバルなどの機材を使わずにジンバル並みのブレ補正が可能だという。

バッテリー容量は1200mAhで、連続動作時間は約65分。microUSB経由で充電する。記録メディアはmicroSDカードで、32GBのmicroSDカードが付属する。パッケージには、持ち手代わりに使える小型三脚や保護ポーチが付属する。

  • 付属の小型三脚。脚を格納すれば持ち手として使える

本体サイズは、3D撮影モード時がW98.4×H49×D26.27mm、360度撮影モード時がW50.3×H49×D52.54mm。重さは約113g。