さて、ZenFone Max Pro(M2)と右がZenFone Max(M2)は、先ほど紹介したようにどちらもメイン+被写体深度測定用のデュアルカメラを搭載します。また、ASUSのZenFone 5と同じ、AIを使った被写体認識を利用できます。
このほか、カメラの設定を手動で調整できるProモードや、背景をぼかして人物を撮影できるポートレートモード、エフェクトなども利用できます。
ZenUIではなく、ピュアAndroid仕様のUI
ZenFoneシリーズでは、「ZenUI」というASUS独自のカスタマイズUIを採用してきましたが、ZenFone Max(M2)とZenFone Max Pro(M2)では「ピュアAndroid」仕様のUIとなっています。
これまでとは180度、考えを変えたことになります。この点について担当者に尋ねたところ、「ユーザーからは、余計なアプリが無いモデルが欲しいという声を頂いていた。また、Google Nexusシリーズからの乗り換えを検討している人にもオススメしたい。」と話していました。
UIを変更した一方で、災害時に役立つFMラジオや、日本語入力「ATOK」などをプリインストールしています。何を残すのか悩んだ結果、この2つを選んだと説明していました。
2枚のSIMとmicroSDのトリプルスロットを搭載
ZenFone Max Pro(M2)とZenFone Max(M2)では、ディスプレイの画面占有率が異なりますが、これは単純に「ノッチ」の幅が異なるからです。このノッチですが、動画視聴やWeb閲覧時にどうなるかは気になるところです。説明会の会場で実際の挙動を確認しました。
YouTubeで実際に動画を再生してみると、標準モードから2本指でピンチアウトすることで全画面表示に切り替えることができました。全画面表示にしてもノッチが隠れました。
担当者によると、これは端末側で制御しているわけではなく、アプリごとに挙動が異なるとのことです。そのため、ノッチを隠す設定項目なども特にないそうです。
最後にSIMについて紹介します。両機種ともに、2枚のSIMカードとマイクロSDカードスロットが同時に使える「トリプルスロット」です。しかも、DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)をサポートします。
このほか、ASUSの直営店「ASUS Store」にて、オリジナルSIMパッケージ「ASUS ZenSIM powered by IIJ」(音声通話パック)の取り扱いを開始。スマートフォンとSIMカードのセットで提供します。