ファーウェイは24日(スペイン時間)、予告どおり折りたたみ式スマートフォン「Mate X」を、世界最大級の通信関連展示会「MWC19 Barcelona」前日に開催した同社新製品発表会で披露した。

  • 折りたたみスマホ「Mate X」を手にする、コンシューマー事業部門CEOのリチャード・ユー氏

  • 折りたたんだ状態で自撮りも

「Mate X」は、5G通信に対応した、”フォルダブル”と呼ばれる折りたたみ式のスマートフォン。本体の背面端にカメラ機構を縦型に配したデザインで、折りたたんだ状態ではフロントに6.6インチ、背面に6.38インチのディスプレイを用意。開くと8インチの継ぎ目のないディスプレイが現れる。最大解像度は2,480×2,200。メモリは8GB、ストレージ512GB。価格は2,299ユーロ(約29万円)。2019年6月に発売予定だという。

  • 直前に発表されたサムスンの”フォルダブル”機と異なり、8インチのディスプレイを折りたたむ形だ

  • 価格と発売日情報。2,299ユーロの表示に会場からはどよめきが上がった(リチャード・ユー氏は、最先端の技術が詰め込まれていると補足)

同発表会では、3:2のアスペクト比を採用し、より薄型化した同社ノートPC「MateBook X Pro」新モデルも発表された。グラフィックスやインタフェースが強化されたほか、同社スマートフォンをPCの前でシェイクし、PCのパームレスト部にタッチすることでスマホとPC間でデータを転送できる「Huawei Share OneHop」も備えている。

「Mate X」および「MateBook X Pro」は別途詳報をお届けする予定だ。