次に、SSDに特化したベンチマークソフト「AS SSD Benchmark 2.0.6485.19676」を利用してパフォーマンスを計測してみた。
転送速度の測定では、970 EVO Plus 500GBのシーケンシャルリードが2517.42MB/秒、シーケンシャルライトが2609.95MB/秒、970 EVO 500GBのシーケンシャルリードが2651.69MB/秒、シーケンシャルライトが1725.98MB/秒であり、シーケンシャルリードはやや970 EVO 500GBのほうが高速であったが、シーケンシャルライトは970 EVO Plus 500GBのほうが5割以上高速である。
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Samsung SSD 970 EVO Plus 500GB
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Samsung SSD 970 EVO 500GB
ランダムアクセスだが、4Kリードは970 EVO Plus 500GBが48.27MB/秒、970 EVO 500GBが40.82MB/秒、4Kライトは970 EVO Plus 500GBが158.12MB/秒、970 EVO 500GBが148.18MB/秒で、1～2割ほど970 EVO Plus 500GBのほうが高速だ。
4K-64Thrdリードについては、970 EVO Plus 500GBが1270.60MB/秒、970 EVO 500GBが1270.21MB/秒、4K-64Thrdは970 EVO Plus 500GBが1254.64MB/秒、970 EVO 500GBが1159.76MB/秒だ。リードは互角、ライトはわずかに970 EVO Plus 500GBが高速という結果になった。
IOPS測定結果
IOPSの測定では、970 EVO Plus 500GBの4KB-64Thrdランダムリードが32万5274IOPS、4KB-64Thrdランダムライトが32万1188IOPSなのに対し、970 EVO 500GBの4K-64Thrdランダムリードは32万5174IOPS、4KB 64Threadランダムライトは29万6900IOPSとなった。4K-64ThrdランダムライトのIOPSは、970 EVO Plus 500GBのほうが8％ほど高い。
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Samsung SSD 970 EVO Plus 500GB
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Samsung SSD 970 EVO 500GB
ファイルコピーテストもすべての条件で高速化
また、AS SSD Benchmarkには、巨大な単体ファイルのコピーを想定した「ISO」、小さなファイルを多数コピーすることを想定した「Program」、さまざまな大きさのファイルが混在した場合のコピーを想定した「Game」という、3種類のファイルコピーテストが用意されている。
970 EVO Plus 500GBのファイルコピー時の転送速度は、ISOが1654.13MB/秒、Programが522.80MB/秒、Gameが1254.69MB/秒であったのに対し、970 EVO 500GBのファイルコピー時の転送速度は、ISOが1431.76MB/秒、Programが494.37MB/秒、Gameが1163.90MB/秒となり、970 EVO Plus 500GBは全テストで970 EVO 500GBより1割前後高速であった。
このファイルコピーテストは、実際に使われるシチュエーションに近く、実際の使用感をよく反映している。970 EVO Plus 500GBは、実使用においても、970 EVO 500GBより快適に利用できるといえる。
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Samsung SSD 970 EVO Plus 500GB
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Samsung SSD 970 EVO 500GB
さらに、コンプレッションベンチマークも実行した。コンプレッションベンチマークは、圧縮が効かないランダムデータから、同じ値が続く圧縮しやすいデータへと、連続的にデータ構成を変えて、転送速度を計測するテストである。書き込み時にデータ圧縮を行うSSDなどでは、グラフが右肩上がりの曲線となるが、970 EVO Plus 500GBも970 EVO 500GBも右肩上がりになっていない。ただし、970 EVO 500GBは、ライト速度がときどき大きく低下しているが、970 EVO Plus 500GBは速度の変化がなく、常に安定したパフォーマンスが得られている。
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Samsung SSD 970 EVO Plus 500GB
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