こんにちは! 元旦は全国的に晴れ予報で初日の出が拝めそうですね。初詣はどこに行こうかな?

今回のくまふぉとはポラロイド編です。

使用するポラロイドカメラは2種類。

・Polaroid SX70
・Polaroid 190LandCamera

初めて見て触るカメラにドキドキワクワク!!! チェキとどのくらい違うのかも気になるところ。

モデルは前回に引き続き日本大好きマドモワゼルのオレナさんです。

まずはPolaroid SX70から。

  • Polaroid SX70

今回使ったのは1972年発売のファーストモデルです。一眼レフでマニュアルフォーカス、露出オート(露出補正可能)。折りたたむとぺちゃんこになって可愛い♡

緊張のファーストカットですが……あれ? ファインダーが真っ暗? 目の位置とファインダーがぴったり合わないダメなんですね。一眼レフなのに超ムズイ!
でもシュコッ、ジィーっていうシャッター音が頑張って写してる感じでイイ!

今回使ったフィルムは期限切れデッドストックの10枚撮り(78×78mm)。現在はインポッシブル製の8枚撮りフィルムが入手可能です。

同じ場所で撮影したLomo'Instant Automat Playa Jardín(くまふぉとVol.16で使用、フィルムはインスタックスMini)と比較してみると、光の滲み方や全体のトーンが淡く優しい印象ですね。

実際はこのくらいハッキリとした赤だったけど落ち着いたトーンになってます。

感度ISO70で手ブレしやすいのでシャッターを切る瞬間も切った後もブレを軽減することを意識しました(ちなみにインスタックスはISO800)。

  • ブレてしまった1枚

足をしっかり開いて重心を下に!脇を締めて撮るのが大事!!
ブレないように気をつけなきゃ!

  • 何気ない風景もフォトジェニックになるこの魔力……

あれ?ここパリでしたっけ?と錯覚してしまいそう。
カメラとフィルムによってこんなに印象が変わってしまうんですね。勉強になりました。

逆に日本! な場所でも撮影。

SX70フィルムの向こうがわにはノスタルジックな世界が広がってますね。オレナさんのさりげない目線の外し方も自然体な感じが出ていい感じです!

次のカメラはPolaroid190LandCameraです。

1974年発売、蛇腹がとてもクラシックな雰囲気です。 ピールアパートタイプ(引き剝がし式)のフィルムを使用(73×94mm)。 今回はデッドストックの2016年に生産中止になってしまった貴重なフジFP100C(ISO100)フィルムを使いました。現在海外版のデッドストックが入手可能です。

すべてマニュアル、ピントはレンジファインダーで今まで使ったカメラの中で一番難しかったです!

独特の深みのある色が印象的!Polaroid SX70に比べてコントラスト高め。

フィルムが古いためか周辺が緑になったり左端が写らずムラになってしまうけど印画紙を剥がすまで分からないのが面白いかも。

デジタルと違って結果が読みずらいからこそ、思わぬ奇跡が生まれたり♪

後ピンになっちゃったけどバックの壁がとても味わいある感じに。とにかくこのカメラはレンジファインダーのピント合わせになれないと難しい!
コツを掴むまでが長い道のりそうですがビシッと決まったら最高にカッコ良さそう!

次使うとしたら、レトロな場所でお着物で使ってみたいです。愛知県犬山市にある明治村とか似合いそう♪

2台のポラロイドカメラを使ってみて、今まで撮ったことのない雰囲気の写真が撮れて感動しました。
インスタックスのチェキももちろん好きですがこちらの方が使い方がちょっと難しいけど自分でも予想外な写真に出会えて好奇心旺盛な私は使っていて楽しかったです。

ハーフ判カメラ、35ミリカメラ、中判カメラ、チェキ、ポラロイドと連載してきたアナログフィルム編は、これにて一旦終了です。
フィルム撮影をしていく上で改めて実感しました、太陽はとても偉大だ!と。

そして、やはりフィルムは美しいと実感しました。
どんどんフィルムが生産終了していくので、復活を願いながらも今あるうちに沢山使ってゆきたいです。

モデル・Olèna(オレナ)
アイスランド、レイキャビック在住のフランス人シンガー、作詞家、プロデューサー。
日本でコンサートツアーを2015年には7公演、2016年には9公演行う。
パリでは2009年、Natalie Talecの回顧展オープニング、また 2014年には名高いOliver Peel sessionsでの演奏を果たす。
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熊乃あい(くまの あい)


カメラ女子&モデル
2011年レースクイーンをきっかけに撮影会のモデルをスタート。その後写真にも興味を持ち2015年に本格的に撮影を始める。現在はポートレイトをメインにスポーツ(野球)、動物(鹿など)を撮影している。撮影会、作品撮りのモデルとしても精力的に活動し、自ら主宰、運営している「Riddle撮影会」も随時開催中。
ナマの熊乃を参考にしたい方はふるってご参加ください!
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