こんにちは! 秋といえば芸術の秋! な熊乃あいです。
最近各メーカーから相次いでフルサイズミラーレスが発表されて世間を賑わせていますね。そんな中、私はデジタル2台体勢を1台に減らして中判フィルムカメラ ハッセルブラッド503CXをお迎えしました!
なぜ今あえてフィルムカメラ(しかも中判)なのか……などフィルム大好きなアナログカメラ女子も増えてきたのでフィルム写真の企画を来月あたりにやりたいなぁと思ってます。 お楽しみに!
ではグラビア撮影パート2スタート! 前回はカラフルな空間で明るくガーリィ♪がテーマでしたが、今回は自然光と部屋の明かりだけでしっとり大人っぽい雰囲気にチャレンジです!
私は自然光グラビアを撮影する時は基本的にこのレンズを使います。 オールドレンズ特有の滲みや柔らかい描写が女性の肌をとても優しく上品に表現してくれます。
クリアな描写の現行レンズでも工夫すれば柔らかい描写になります。 この写真は愛用しているPlanar T* FE 50mm F1.4を使って撮影したものですが……。
レンズ保護フィルターにワセリンや皮脂などをごく薄く塗り開放で撮ればフワッとしたソフトな描写になります。
ここからはSummaritで撮影していきますよ。モデルは前回から引き続き、ももかちゃんです。
室内の照明は全て消して窓の光が入るベッドの上で撮影。陰影に気をつけて見せたい場所にハイライトが来るように少しずつ調整します。
この撮影でモデルさんには、気だるい表情、口まわりは力を緩め少し開く感じで、シャッターを意識せず自由に動いてもらうよう指示しました。
自由に動いてもらうことで自然で流れるようなポーズになり、私もそれに合わせてここだ! という瞬間にシャッターを押します。絶好のポーズの時は「ストップ!!!」と言ってキープしてもらい美しく見える構図を探して何枚も撮ります。
あえて逆光気味で撮るのは陰影を活かして体のメリハリを強調したいのと、産毛が輝いて輪郭線が神々しく見えるからです。
女性の肌面積が多い場合はセクシーというよりはヴィーナスのように神々しく品のあるように撮りたいと思うのは女性目線なのかもしれません。
後ろの落ち着いたピンク色がオールドレンズの描写もあってヨーロッパの古いアパートみたいな雰囲気になりました。
美しさ、セクシーさを写したいときはより想像力(妄想)をかき立てるように見せすぎないことにこだわってます。
女性は皆、そのままで美しい。
次は、水も滴るいい女!!! を撮りたいのでお風呂場撮影です。
本当に水を使ったらモデルさんが風邪を引いてしまうので事前にシャワー温度をぬるいくらいにセットしておいて、体を濡らしてもらいます。
濡れる撮影はとにかくモデルさんのケアを最優先に考えて準備しましょう。タオルがない! 水しか出ない! 仕方ないけど頑張って! では、無責任すぎますね。モデル撮影は良い写真を撮る以上に気配りが大事。少しでも相手に不信感が生まれるといい写真は撮れないと思います。
濡れた時に服が肌にいい感じにまとわりつくようなデザインと質感のものを事前にチョイスしました。
見せるところとあえて見せないところの対比がセクシーさと上品さを演出するとあらためて感じました。
色んな角度でモデルさんの表情と体のラインを捉えます。
バスタブの底でオフィーリアのようにお湯に浸かってもらいました。
濡れ髪をより演出する為に、右頬に少しだけ髪を持ってきて更にくびれのラインを入れたいので縦でも撮ってみます。
最後は体をバスタブから少し乗り出してもらって挑発的に。
前のめり体勢は自然とバストを際立たせるので、ももかちゃんみたいなベビーフェイスとのギャップにドキドキしますね!
Vol.9と今回のグラビア撮影いかかでしたか? グラビアはよりモデルさんとのコミュニケーションが必要(当たり前ですがボディタッチは厳禁ですよ!)ですが、構えすぎないでまずはチャレンジしてみてください♪
初めての方は経験豊富なモデルさんに頼ってみるのもいいと思います。徐々に経験を積んでモデルさんとのコミュニケーションに慣れてきたら互いに提案・修正し合って自分の撮りたい写真を見つけていければ理想的ですね。
そして、最後にとても大事なことですが、モデルさんはNOが言いづらくて言えないことがあるのを忘れないで下さいね。
モデル・ももか
普段はOL、週末はグラビアモデル
自分でカメラも使っちゃう写真大好き女の子
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熊乃あい(くまの あい)
カメラ女子&モデル
2011年レースクイーンをきっかけに撮影会のモデルをスタート。その後写真にも興味を持ち2015年に本格的に撮影を始める。現在はポートレイトをメインにスポーツ(野球)、動物(鹿など)を撮影している。撮影会、作品撮りのモデルとしても精力的に活動し、自ら主宰、運営している「Riddle撮影会」も随時開催中。
ナマの熊乃を参考にしたい方はふるってご参加ください!
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