watchOS 5では、新しくApple Watch専用の通話アプリ「トランシーバー」が追加されました。通話ボタンをタップしている間、相手に自分の声が届くという、電話ともメッセージともちょっと違う仕組みになっています。

トランシーバーとは?

トランシーバーは、Apple WatchとApple Watchで通話をするアプリです。Apple WatchがWi-Fiに接続していれば、あるいはセルラー版なら通信が届く場所であれば、相手がどこにいても通話をすることが可能です。ただし、両方のApple WatchがwatchOS 5がインストールされていること、またFaceTimeが使える状態であることが必要です。

  • Apple Watch同士で通話ができる「トランシーバー」機能

トランシーバーで通話する方法

最初にトランシーバーを開くと、Apple Watchを使用している相手が候補に表示されます。選択して通話の準備を行います。

  • デジタルクラウンを押して「トランシーバー」のアイコンをタップ。下へスクロールすると通話相手の候補が表示されます。さらに下には「連絡先」の一覧が表示されます

  • 通話したい相手をタップすると参加依頼が送信されます→相手が承認すると通知が届くので「常に許可」をタップ→通話が開始されます

  • ちなみにApple Watchを使っていない相手には参加依頼を送ることができません

相手とつながったら、「話す」ボタンを押して通話します。ボタンをタッチしている間だけこちらの声が相手に届き、離している間に相手の声が聞こえます。自分が話している間は画面から指を離さないようご注意を。

  • ボタンをタッチしている間、音声が相手に届きます。逆に、手を離している間は相手の音声を受信可能です

話し終えたら通話を切る操作は必要なく、デジタルクラウンを押してアプリを終了すれば完了です。

一度参加依頼を送った相手は、次回からトランシーバーを開いてタップするだけで呼び出すことができます。

  • アプリを開く→通話したい相手をタップ→呼び出し。相手が応答すると通話が開始されます

実際に使ってみると「画面をタッチしている間だけ話す」という会話の仕方は意外にタイミングが取りづらく、長い通話には向いていなさそうです。電話するほどじゃないけど一言二言伝えたい、という場面では使えるかもしれません。

「会話可能」設定の使い方

トランシーバーを開くと一番上に「会話可能」のスイッチがあります。これがオンの場合、呼び出しがあると消音モードにしていても通知音が鳴ります。オフの場合は音が鳴らず、呼び出しがあったことが表示されます。

  • アプリを開き一番上にある「会話可能」をオフに

  • オフの状態で呼び出しを受けるとこのように表示されます→下へスクロールし「○○さんとの会話」をタップすると折り返しで相手を呼び出します