YouTube Musicのサービスを日本市場に最適化するための取り組みは、Google合同会社 日本音楽ビジネス開発統括の鬼頭武也氏が壇上で説明しました。

  • 日本向けのローカライズの取り組みなどについてはGoogleの鬼頭氏が説明しました

アプリのトップ画面のグローバルメニューには「ホーム」「ホットリスト」「ライブラリ」の3つが並んでいます。「ホットリスト」については、日本国内で流行っている楽曲のリスト、これから上昇しそうなアーティストや楽曲・ミュージックビデオがタイムリーに並ぶようにアルゴリズムをチューニングしているそうです。

  • YouTube Musicの「ホットリスト」には、いま日本で流行っている楽曲や注目アーティストの情報が集まります

鬼頭氏がYouTube Musicならではの機能として紹介していたのが、再生画面からの音楽・動画コンテンツの切り替え機能でした。例えばあるアーティストの作品が音楽と動画の両方ともにYouTubeのプラットフォームに公開されている場合は、プレーヤー画面の左下に表示される「音楽のみ」「動画のみ」アイコンをタップすると、それぞれをスムーズに切り替えながら楽しむことができます。アーティストの公式ミュージッククリップの中には楽曲の再生位置まで同期できるものもあるそうです。

  • ムービー再生時に左下に再生される「音声のみ」アイコンをタップすると同じ曲の音楽ファイル再生に切り替わります。音楽から動画への切り替えも同様です

歌詞検索やカタカナ検索、CM曲検索もOK

鬼頭氏はまた、楽曲の検索機能の使いやすさもアピールしていました。アーティスト・楽曲の名前によるサーチはもちろん、歌い出しの歌詞検索、洋楽の場合はカタカナ読みでの曖昧な発音による検索が可能です。

作品によっては「Google CM曲」「車 CM 曲」というキーワード検索でもヒットする場合があるので、目当ての作品に出会える機会が増えるのでは。鬼頭氏は「動画については公式タイトルだけでなく、カバーやリミックス、踊ってみた・歌ってみた系の投稿動画もしっかりヒットする。これがあることがYouTube Musicの強み」とアピールしていました。

  • 検索機能はCMタイアップ曲のサーチにも対応しています

さらに著作管理の仕組みについてはYouTube本体でも採用している著作権管理システム「Content ID」を採用しながら適切に管理できる環境を整えたとしていました。

無料トライアルは最大3カ月間。Google Homeとも連携

YouTube Music Premiumの無料お試し期間は通常1カ月間ですが、本日から2週間(11月28日)以内に登録すると3カ月間まで無料で試すことができます。さらにGoogle Pixel 3/3 XLのユーザーは6カ月間まで無料お試し期間が延長されます。

さらにYouTube Musicのローンチキャンペーンとして、Google Home/Google Home Miniを購入すると2019年4月8日までYouTube Music Premiumが無料で試せる特典も用意されています。Googleアシスタントを搭載するスマートスピーカーなら「OK Google, YouTube Musicで〜の曲をかけて」と音声コントロールによる楽曲再生を楽しむことができます。筆者が試してみたところ、ボーズのGoogleアシスタントを内蔵するヘッドホン「QuietComfort 35 II」でも同様にYouTube Musicの音声操作ができました。

  • Google Homeとの連携も発表