もうひとつPixelに搭載されたグーグルならではのAIと機械学習、そして高性能なカメラの技術を活かした機能を紹介しましょう。画像解析による検索機能「Googleレンズ」です。カメラを被写体にかざすだけで、WebのURLや文字、物体の解析を自動的に行なって検索や翻訳サービスなどにリンクする機能です。
使い方は、例えば海外旅行でレストランに足を運んで、自分の知らない外国語で書かれたメニューを読みたい時にPixelのカメラをかざすと、Googleの自動翻訳機能を使って素速く日本語に変換してくれます。手書きの文字でもある程度の精度で読み込めるそうです。
フレーム内の被写体を長押しすると、植物や動物については物体を認識して、類似するオブジェクトをGoogle画像検索にかけて探してくれます。気になる服や家具の検索も直感的にできそうです。壁に貼られたポスターに記載されているWebのURL、QRコードの自動ジャンプ機能も使いこなせば便利に感じられると思います。
「Pixel Stand」でスマートスピーカー的使い方も
最後にもう一つ、ラマチャンドラン氏がアピールしていたPixelのスマホと同時に発売されるワイヤレス充電器「Pixel Stand」についても触れておきましょう。
こちらは最大10W出力でPixel 3シリーズをチャージできるだけでなく、その他のQi対応スマホは5W出力でのチャージにも対応します。スタンドとして立てかけながら、Googleアシスタントを活用すればスクリーン付きのスマートスピーカーのような使い方もできます。
米国で発表されたGoogle純正のスマートディスプレイ「Google Home Hub」の日本上陸は、とりあえず今のところ何もアナウンスがないので、とりあえず新しいPixelでスマートディスプレイ気分を味わってみてはいかがでしょうか。Pixelの本体に内蔵するスピーカーが従来のモデルより40%ほど音圧がアップしているので、簡易なBGM再生用途にも楽しめそうです。
待望の日本上陸を果たすことになるPixel 3シリーズは、Google純正の端末ならではの最先端のソフトウェア技術を駆使した斬新な楽しみ方が色々とできそうです。11月の発売が待ち遠しい限りですね。