ノイズキャンセリング機能は新しい高性能プロセッサー「QN1」が搭載されたことで、消音される音の種類、音域が広くなりました。簡単にいうと周囲でざわざわとしている「人の声」をノイズと認識して、もっとしっかりとキャンセルされるので、カフェや駅前など賑やかな場所でより快適に音楽や映画・ゲームの音が楽しめます。

ただ、ノイズキャンセリングの性能が全体的にレベルアップしているので、ことさら人の声だけが聞こえなくなるのとは違います。いっそう自然な消音感と、音楽への没入感が得られるようになった……という表現のほうが適切かもしれません。

  • ソニー「WH-1000XM3」新旧比較レビュー

    右側がXM3の専用ケース。スタイリッシュなファブリック素材に変更されています

音楽を聴きながら、外の環境音が取り込める「外音取り込み機能」は変わらず健在。とっさに話しかけられたときにも、タッチセンサーコントローラーを内蔵する右イヤーカップの全面をタッチして、注意を向けられる便利な「クイックアテンションモード」も備わっているので、安全に使えるヘッドホンです。

Googleアシスタントをヘッドホンから使える

ほかにも、1000XシリーズのWH-1000XM2(イヤホンのWI-1000Xも含む)は、ソフトウェアのアップデートによって、Googleアシスタントの機能を本体に内蔵した状態で使えるようになります。まず、専用アプリを使って、左側イヤーカップの側面にある「NC/AMBIENT」ボタンに対して、Googleアシスタントの呼び出し機能を割り当てます(通常はノイズキャンセリングモードの切り替え)。

  • ソニー「WH-1000XM3」新旧比較レビュー

    左側イヤーカップのボタンに割り当てる機能をアプリから設定できます

次に、チャイムが鳴るまでNC/AMBIENTボタンを長押ししたら、コマンドを発声。これにより、Spotifyの楽曲検索・再生、スマート家電の操作などが、スマホを介してできるようになります。これと同じ機能は、最新モデルのXM3にもソフトウェアアップデートで追加されます。

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    Googleアシスタントもソフトウェアアップデートで追加されます

2017年に発売されたWH-1000XM2は、前機種に比べて専用アプリやAI系スマート機能への対応など大きくジャンプアップしただけに、最新モデルのWH-1000XM3は穏やかな進化に感じられるかもしれません。ただ、ノイズキャンセリング性能が向上したことと、本体の軽量化は使い込むほど体に魅力が染みこんできます。

MDR-1000Xのユーザーで、2年ぶりに新しいノイズキャンセリングヘッドホンの買い換えを検討している方には、今回のXM3が絶好の選択肢になるでしょう。また、初めてのBluetooth対応ノイズキャンセリングヘッドホンを探している方も、XM3を選んでおけばこの先も長く愛用できるし、がっちりモトが取れる買い物になるでしょう。