Apple Watchは、箱から出して電源を入れただけでは使用できません。最初にお手持ちのiPhoneとの「ペアリング」を行う必要があります。ペアリングとはiPhoneとApple Watchを「親機」「子機」のような関係にして、いつでもお互いに情報をやり取りできる状態にすることです。今回はApple Watchを使い始める時に必要な、最初の設定方法をご紹介します。

電源を入れてペアリング

Apple Watchを箱から出したら、まずは電源を入れましょう。電源を入れるにはサイドボタンを長押しします。電源が入ると、自動的にペアリング待ちの状態になります。

  • サイドボタンを長押しして電源をオン

  • このような画面が表示されます。iPhoneを近づけると…

  • iPhoneにこのような表示が出ます。「続ける」をタップ→iPhoneの画面に示された枠の中に、Apple Watchの画面を写します

  • これでペアリングができました。続いて、Apple Watchの設定を行なっていきます。※これまでApple Watchを使っていた場合は、バックアップから復元することもできます

アクティビティを設定しよう

上記の画面から続けてApple Watchの設定をしていきます。基本的に画面の表示に従って進むだけなので、簡単です。

  • Apple Watchを右手につけるか、左手につけるかを選択→利用規約に「同意する」→「OK」をタップ

  • Apple Watchのパスコードを作成。Apple Watchにテンキーが表示されるので、お好みの数字を入力します。確認を求められたらもう一度入力

  • アクティビティを設定します。身長・体重などの必要項目を入力して「続ける」をタップ

  • 1日のムーブゴールを設定します。これは、1日あたりの消費カロリーの目標値です。身長・体重などに合わせて「少しだけ」「適度に」「たくさん」の3つの基準が提示されます。+/−をタップして、手動で増減させることもできます。

その他の設定は後からでもOK

他にもいくつか設定画面が出てきますが、煩雑になるのでここでは後から設定することをお勧めします。

  • 心拍数検知:心拍数の異常を検知して通知します。これは自動的にオンに設定されています

  • Apple Pay:Suicaで改札を通ったり、QUICPayやiDで支払いができます。これは後からでも設定できます

  • 緊急SOS:Apple Watchが転倒や落下を検知すると、救急への通報をサポートする画面が表示されます。65歳以上の場合は自動的に有効になっています。後から変更もできます

  • モバイル通信設定:セルラー版のApple Watchではここでモバイル通信の設定ができます。これは携帯電話会社の有料オプションサービスを利用することになります。ただし、iPhoneの通信契約がドコモ・au・ソフトバンク以外の携帯電話会社である場合は利用できません

  • APPをインストール:iPhone用アプリの中には、Apple Watch版も提供されているものがあります。それらをインストールする画面です。後から手動でインストールすることもできます

  • これで設定作業が完了。そのまま放置します。準備が完了すると通知が鳴って知らせてくれます

これでApple Watchを使い始められます。Apple Watchは置いてある状態では自動的に画面がロックされ、時刻表示以外の機能が使えません。使い始めは、腕に着けた状態でiPhoneのロック解除をするか、Apple Watchの画面上でパスコードを入力してください。