米Appleは9月17日 (現地時間)、iOSのメジャーバージョンアップ「iOS 12」の正式版の提供を開始した。

iOSの設定アプリの[一般]→[ソフトウエア・アップデート]でアップデートするか、またはMac/Windows PCに接続してiTunesを開き、[デバイス]の[概要]で更新プログラムの確認を行って導入する。iOS 12のアップグレード対応機種は以下の通り。

  • iPhone: iPhone X、iPhone 8 / 8 Plus、iPhone 7 / 7 Plus、iPhone 6s / 6s Plus、iPhone 6 / 6 Plus、iPhone SE、iPhone 5s
  • iPad: iPad Pro、iPad (第5世代、第6世代)、iPad Air、iPad mini 2 / 3/ 4
  • iPod touch: iPod touch (第6世代)

これらに9月21日に発売になる「iPhone XS」と「iPhone XS Max」が加わり、iOS史上最も多くのiOSデバイスをサポートするバージョンになる。iOS 12は全ての機種への最適化が行われており、アップグレードによって旧い機種でもパフォーマンスの向上を得られる。

「スクリーンタイム」「おやすみモード」など、スマートフォンの使いすぎを防ぎ、時間の有効活用をサポートする機能を導入。探している写真を素早く探し出せるように「写真」アプリの検索機能が強化され、また、「For You」タブ、「おすすめの写真」や「エフェクトの提案」などインテリジェントなサポート機能が加わった。他にも、自分のアニ文字を作成して動かせる「ミー文字」、自動化ツール「Siriショートカット」、AR/3Dオブジェクト向けのオープンフォーマット「usdz」対応と「ARKit 2」のサポート、Safariのプラバシー保護強化など、ユーザーの利用体験を向上させる様々な機能の追加や強化が行われている。

なお、Siriショートカットの導入に伴って、iOS 12にアップデートした後に、App Storeでインストールしていたアプリをアップデートすると、「Workflow」アプリが「ショートカット」アプリにアップデートされる。