パナソニック モバイルコミュニケーションズは9月10日、「TOUGHBOOK(タフブック)」シリーズの新ラインナップとして、スマートフォンの利便性と、業務使用に耐える頑丈性を両立した5型ハンドヘルド「TOUGHBOOK FZ-T1」を発表した。発売は2018年10月を予定。

  • 5型頑丈ハンドヘルド「TOUGHBOOK FZ-T1」

    5型頑丈ハンドヘルド「TOUGHBOOK FZ-T1」

同製品は、屋内の現場作業を主用途に、機材落下や水・埃・振動の多いタフさが求められる環境における業務向けに開発された、音声通話対応ハンドヘルド。

150cmからの落下試験、1000回(100 cm)の連続落下試験、高さ80cmから鋼球落下試験を実施しているほか、IP66/68準拠の防塵・防滴/防水機能、MIL-STD-810G準拠の耐振動、−10°C〜50°Cの動作温度に対応するなど、一般的なスマートフォンよりも頑丈な作りとなっている。加えて、約230gの軽さと厚さ13.1mmというコンパクトさを実現し、頑丈設計と携帯性を両立させている。

また、電源を切らずにバッテリーパックを交換できるウォームスワップ機能に対応し、別売の予備バッテリーパックやバッテリーチャージャーを用意することで、長時間の連続運用が可能。

濡れた手や手袋を装着したままタッチ操作できるレインモード/手袋モードや、約40種のバーコード/2次元コードに対応した内蔵バーコードリーダー、高輝度フォトライト付きカメラ、非接触ICカードリーダー(NFC)、測位誤差±2〜4mの高精度GPSなど、現場で役立つ機能も搭載する。

  • 手袋を装着したままタッチ操作できる「手袋モード」を搭載

    手袋を装着したままタッチ操作できる「手袋モード」を搭載

Wi-Fiモデル(IEEE802.11 a/b/g/nに対応)のほか、音声通話が可能なワイヤレスWANモデル(docomoモデル、auモデル)も用意される。ワイヤレスWANモデルは別途、回線契約が必要)。また、オプションとして、充電台(5連式)やホルスター、クレードル、スタイラスペン、バッテリーパックなどが豊富に用意される。

主なスペックは以下のとおり。

  • OS: Android 8.1
  • CPU: Qualcomm MSM8909 1.1GHz(Quad Core)
  • 内蔵メモリ: 2GB
  • ストレージ: eMMC 16GB
  • サイズ: W75×D154×T13.1mm(バーコードリーダー部は17.6 mm)
  • 重さ: 230g
  • ディスプレイ: 5.0型HD(1,280×720ドット) (16:9)
  • メインカメラ: 800万画素(夜間撮影用高輝度フォトライト搭載)
  • バッテリー容量: 公称容量3,200mAh、定格容量3,100mAh。ウォームスワップ対応、駆動時間は約12時間