ニコンからミラーレスカメラの新作「ニコン Z 7」が発表になりました。同社のミラーレスでは初めて35mmフルサイズセンサーを搭載した話題作です。新開発したZマウントや4,575万画素の高画素センサー、小型軽量ボディなど、見どころは盛りだくさん。まずはその外観をじっくりと見ていきましょう。

  • ニコン期待のフルサイズミラーレス「ニコン Z 7」。発売は9月下旬。予想実売価格は、ボディ単体モデルが税別438,000円前後、24-70mm レンズキットが513,000円前後

機動力と剛性感を兼ね備えたマグネシウムボディ

  • 内径55mm、フランジバック16mmの新マウント「Zマウント」を採用。フランジバックは既存のFマウントの46.5mmよりもかなり短くなっています

  • EVF(電子ビューファインダー)は、0.5型のQuad VGA(約369万ドット)の有機ELパネルを搭載。ファインダー倍率は約0.8倍。接眼保護窓にはフッ素コートが施され、フレアの発生や汚れの付着を防ぎます

  • 防滴防塵に対応したマグネシウム合金ボディ。グリップ部は大きく突き出ていて、ホールド感は良好です

  • 外形寸法は幅134×高さ100.5×奥行き67.5mm。バッテリーとカードを含めた重量は約675g

  • 標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」は、使わないときに長さを短くできる沈胴構造を採用。持ち運びの際はコンパクトにまとまります

  • グリップ部には手触りのいいラバーを配置。側面には同社製品でおなじみのワンポイントの赤ラインが入っています

  • ズームリングを24mmの位置まで回すと撮影できる状態になります

  • ズームを70mmの位置にセットした状態。最長でここまで伸びます

  • EVFの接眼部の上にはアイセンサーを備え、EVFと液晶モニターの自動切り替えができます

  • 液晶モニターは上下チルト式。タッチパネルにも対応し、AF測距点の選択やタッチシャッター、コマ送り、メニュー操作などがスムーズにできます

  • 背面の操作部は右手側にまとまっていますが、再生ボタンと削除ボタンについては一眼レフ「D850」や「D750」などと同じく左上にあり、左手で操作します

  • 右手親指の位置にサブセレクター(ジョイスティック)を搭載。EVFをのぞきながらAF測距点を動かすときなどに役立ちます

  • 天面には表示パネルを装備。シャッター速度と絞り値、感度、露出補正値、バッテリー残量、レリーズモード、記録可能コマ数などが表示されます

  • 左肩にはモードダイヤル、EVFの横にはモニターモード切り換えボタンを備えています

  • マウント部の横には、カスタマイズ可能なFn1/Fn2ボタンを搭載

  • 記録メディアはXQDメモリーカードを採用。XQDメモリーカードは、転送速度が速いという利点があるほか、接点がむき出しではない安心感があります。ただし、シングルスロットであることや、現在主流のSDカードには対応しないことが少々残念です

  • 側面のカバー内には、ヘッドホン端子と外部マイク端子、USB端子、HDMI端子、アクセサリーターミナルがあります

  • 電源は、リチウムイオン充電池「EN-EL15b」で、USB充電に対応。給電しながらの撮影はできません

  • 撮像素子には、ニコンFXフォーマット(35mmフルサイズ)の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。画素数は有効4,575万画素。画像処理エンジンには新開発の「EXPEED 6」を採用しています