バルミューダの新製品発表会が開催されるという知らせが届くと、家電ライターの間でさまざまなウワサが広がりました。ロボット掃除機、コーヒーメーカーなどの予測を裏切り、バルミューダが発表したのは……デスクライト。一体なぜ?
9月6日、都内で開かれた新製品発表会で、バルミューダの寺尾玄社長は「BALMUDA The Light」開発の背景を次のように語りました。
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バルミューダの寺尾玄社長と新製品「BALMUDA The Light」。9月6日から予約開始。発売は10月下旬からで、価格は37,000円(税別)。本体サイズは幅191mm×奥行264mm×高さ463mm(標準姿勢)、コード長は約1.8m、重さは約3.2kg。カラーはブラックとホワイトの2色です
「息子と一緒にイラストなどを描いていると、だんだん子どもが夢中に、前かがみになっていくことに気が付きました。姿勢を正すようにいっても、すぐに前かがみになってしまいます。
実は、子どもは大人より視野が狭いので、自然と前かがみになってしまうんです。そこで、子どもが前かがみになることを前提に、子どもにとって最適な光をつくろうと思いました」(寺尾氏)。
【動画】音声が流れます。ご注意ください。
ダイヤルを回して点灯、6段階の明るさに調整可能。ダイヤルの動きとともにピアノの音が鳴ります
子どもの手元は暗くなりやすい
BALMUDA The Lightの特徴を見ていきましょう。一般的なデスクライトの場合、頭上に光源があります。そのため、デスクで書き物をするとき、自分の頭や手の影が紙の上に落ちます。すると手元が暗くなり、視認性が悪くなりますよね。子どもは大人に比べて視野が狭いため、前傾姿勢になりがちです。そうなると、ますます手元が影で暗くなります。
では、影が出ないように、前から光をあてるとどうでしょうか。
手元を明るくしつつ、前傾になっても手元が暗くならず、さらにまぶしくない。それを実現するのが、バルミューダが考えたデスクライト(BALMUDA The Light)の光のあてかたです。