ASUSは8月31日(現地時間)より開催されるIFA2018に合わせて、Whiskey Lakeこと最新の第8世代Coreプロセッサ搭載の2in1 PC「ZenBook Flip」シリーズ新モデルを発表した。13.3型液晶搭載の「ZenBook Flip 13」と、15.6型液晶搭載の「ZenBook Flip 15」の2モデルをラインナップする。

ZenBook Flip 13

ZenBook Flip 13は、13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶を搭載する、360度ディスプレイ開閉型の2in1 PCだ。同じタイミングで発表されたモバイルノートPC「ZenBook」シリーズ同様に、極限までベゼル幅を狭めた「NanoEdge Display」を採用。ZenBookシリーズほどではないものの、画面占有率は90%に達しており、十分にコンパクトなボディサイズを実現している。

  • ZenBook Flip 13

  • フルHD表示対応の13.3型タッチ液晶を採用。NanoEdge Display仕様で、画面占有率は90%に達している

  • 360度に開くディスプレイ

サイズはW305×D196×H16.9mmで、ASUSでは13.3型液晶を搭載したコンバーチブル型2in1 PCとして世界最小(フットプリント)としている。重さは約1.3kg。ディスプレイは13.3型でフルHD表示に対応。sRGBカバー率100%の広色域表示もサポートしている。

  • 正面

  • 左側面

  • 左側面

  • 右側面

  • 天板。狭額縁ディスプレイの採用でコンパクトなサイズを実現

  • 底面

「world-facing camera」と呼ばれるカメラをオプションで搭載できる点も特徴のひとつ。world-facing cameraは、Mixed-Realityアプリケーションに対応するカメラで、現実世界を融合させた映像表現を可能とする。また、Windows Hello対応の顔認証機能も標準搭載となる。

  • ディスプレイ上部にはWindows Helloの顔認証機能に対応する3D赤外線カメラを搭載

この他、新ZenBookシリーズに搭載されている、テンキー機能搭載タッチパッド「NumberPad」も搭載される。

  • キーボード

  • テンキー機能搭載タッチパッド、NumberPadを搭載

  • タッチパッド右上の角を押すと、テンキー機能の利用を切り替えられる

  • タブレットモードでも撮影ができるように、キーボード左にカメラを搭載

CPUは、Intel Core i5-8265UまたはCore i7-8565Uで、メモリは最大16GB、内蔵ストレージは最大512GB SSD(PCIeまたはSATA)を搭載。無線機能は、ギガビットクラスの速度を発揮するIEEE 802.11ac準拠無線LANとBluetooth 5.0。

インタフェースは、USB 3.1 Gen1準拠USB Type-C×2、USB 2.0、HDMI、オーディオジャックを搭載。ただし、world-facing camera搭載時にはUSB 2.0とHDMIが省かれる。バッテリーは容量50Whだが、駆動時間は現時点では未発表。日本での発売時期および価格は未定だ。

  • ZenBook Flip 13の主な仕様
    • CPU:Intel Core i5-8265UまたはCore i7-8565U
    • メモリ:最大16GB(LPDDR3-2133)
    • ストレージ:最大512GB SSD(PCIeまたはSATA)
    • GPU:Intel UHD Graphics 620
    • ディスプレイ:タッチ対応13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)
    • 通信機能:IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
    • インタフェース:USB 3.1 Gen1 USB Type-C×2、オーディオジャック(USB 2.0およびHDMIはworld-facing camera非搭載時のみ用意)
    • カメラ:3D赤外線HDカメラ(Windows Hello準拠の顔認証機能対応)、world-facing camera(オプション)
    • バッテリー容量/駆動時間:容量50Wh/非公開
    • 本体サイズ/重さ:W305×D196×H16.9mm/1.3kg