Dellは8月31日(ドイツ時間)より開催されるIFA 2018に合わせて、XPSシリーズやInspironシリーズのノートPC、2in1 PCの新ラインナップを発表した。Whisky Lakeこと最新の第8世代Core Uプロセッサや、Amber Lakeこと第8世代Core Yプロセッサを搭載モデルを追加する。なお、いずれも日本での発売や価格などは未定だ。

XPSシリーズ「XPS 13 2-in-1」で新第8世代Coreプロセッサ

プレミアム製品となるXPSシリーズでは、2in1モデルの「XPS 13 2-in-1」に、第8世代Core Yプロセッサ搭載モデルが追加した。CPUにCore i5-8200YとCore i7-8500Yの2種類を採用する。

  • XPS 13 2-in-1

第7世代のCore i5-7Y54とCore i7-7Y75も引き続き搭載可能で、ファンレス仕様も継続となっている。第8世代Core Yプロセッサ搭載時には、最大15時間のバッテリー駆動が可能。

CPU以外の仕様は従来と同じで、ディスプレイはQuad HD+(3,200×1,800ドット)表示、またはフルHD(1,920×1,080ドット)表示の13.3型液晶を採用。メモリは最大16GB、内蔵ストレージは最大1TBのPCIe SSDを搭載する。

Windows Helloの顔認証機能に対応する赤外線カメラと、オプションで指紋認証センサも搭載できる。サイズは304×199×8~13.7mm、重さは1.24kg。

クラムシェルタイプのモバイルノートPC「XPS 13」では、Kaby LakeアーキテクチャベースのIntel Core i3-8130U搭載モデルを追加する。従来はCore i5とCore i7の展開だったところ、下位のCPUが選択できるようになることで、より安価に購入可能になるという。なお、選択できるCPUが追加部分を除いて、仕様は従来と同じだ。

  • XPS 13

Inspiron 7000 2-in-1シリーズ

メインストリーム向けのInspironシリーズでは、上位のInspiron 7000 2-in-1シリーズ、ミドルレンジのInspiron 5000シリーズで、最新の第8世代Core Uプロセッサ搭載モデルを用意する。

Inspiron 7000 2-in-1シリーズでは、13.3型の「Inspiron 13 7000 2-in-1」、15.6型の「Inspiron 15 7000 2-in-1」、そして17.3型の「Inspiron 17 7000 2-in-1」においてモデルを刷新。搭載CPUは、いずれもCore i5-8265UまたはCore i7-8565Uの2種類だ。

  • Inspiron 13 7000 2-in-1

  • Inspiron 15 7000 2-in-1

  • Inspiron 17 7000 2-in-1

各モデル共通の特徴として、ディスプレイが3辺狭額縁仕様となりコンパクトなボディサイズを実現している点や、内蔵ストレージに高速なNVMe/PCIe SSDの搭載、Intel Optan Memoryの搭載に対応している点、Power DeliveryおよびDisplayPort出力対応のUSB Type-Cポートを備える点、ボイスアシスタントとしてAmazon Alexaに対応する点などがある。

ディスプレイはタッチ操作に対応するとともに、アクティブペンによるペン入力にも対応する。このほか、Inspiron 13 7000 2-in-1とInspiron 15 7000 2-in-1では、ボディカラーがブラックの「Black Edition」も用意される。

  • Inspiron 13 7000 2-in-1 Black Edition

  • Inspiron 15 7000 2-in-1 Black Edition

Inspiron 14 5000 2-in-1

Inspiron 14 5000 2-in-1にも、第8世代Coreプロセッサ搭載モデルが追加となる。搭載CPUはCore i3-8145U、Core i5-8265UまたはCore i7-8665Uのいずれか。また、ディスクリートGPUを搭載しないモデルと、ディスクリートGPUとしてGeForce MX130を搭載するモデルが用意される。

  • Inspiron 14 5000 2-in-1

  • Inspiron 15 7000 2-in-1 Black Edition

  • Inspiron 15 7000 2-in-1 Black Edition

なお、ディスプレイサイズはいずれも14型だが、表示解像度はディスクリートGPU非搭載モデルがHD(1,366×768ドット)、ディスクリートGPU搭載モデルがフルHD(1,920×1,080ドット)となる。

共通の特徴としては、ディスプレイの3辺が狭額縁仕様になっている点や、Power DeliveryおよびDisplayPort出力対応のUSB Type-Cポートを備える点などがある。

内蔵ストレージはSSDまたはHDDを選択できるが、ディスクリートGPU搭載モデルでは、SSDとHDDの同時搭載にも対応している。

この他、クラムシェルノートPCの「Inspiron 14 5000」と「Inspiron 15 5000」にも、第8世代Coreプロセッサ搭載モデルが追加される。こちらもCPUは、Core i3-8145U、Core i5-8265UまたはCore i7-8665Uのいずれかを搭載可能だ。