説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「Wallet」でスタバの支払いができるの!?』という質問に答えます。
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iPhone 7/7 PlusでApple Payがサポートされてからというもの、「Wallet(ウォレット)」といえばクレジットカードやSuicaを登録して支払いを行うためのアプリ、とのイメージが強くなっています。iPhone 7/7 PlusとiPhone 8/8 Plus、iPhone Xに内蔵のNFCチップを使い、非接触型電子決済サービスを実現するApple PayはWalletの主要機能ではありますが、それだけではありません。
Walletには、さまざまなプリペイドカードや電子チケットを登録することが可能です。画面に表示したバーコード/QRコードが空港ゲートのチェックインで利用できたり、店頭で使用する割引きクーポンとして使用できたり、NFCチップを使う非接触型電子決済とは関係ない方法での活用もされているのです。
コーヒーチェーンのスターバックスで使用できるかとのご質問ですが、2018年8月現在スターバックスが発行する「Starbucks eGift」を「Wallet」アプリに登録しておけば、店頭での支払いに利用できます。Starbucks eGiftをスターバックスのWEBサイトで購入し、LINEや電子メールを利用して自分や友人・知人へ送信すれば、そのリンクから「Wallet」アプリに登録できます。
Starbucks eGiftはオンラインチケットとして発行され、WEBブラウザから特定のアドレス(URL)にアクセスすると表示されるバーコードとして存在されます。Walletアプリに登録される電子チケットも、情報画面に表示されたURLをタップするとWEBブラウザ(Safari)が起動し、そこからバーコードを表示して店頭のバーコードリーダで読み取るという流れで使用します。NFCを利用した非接触型電子決済より手間はかかりますが、スターバックスによく立ち寄るいうのであれば利用価値はありそうです。