AppleはAndroidユーザーに対して、乗り換えキャンペーンを実施している。「Switch」というキーワードを使ったプロモーションは、かつて、WindowsからMacへの乗り換えを促す広告でも展開されていた。

YouTubeやテレビコマーシャルの映像は、中央で仕切られ色分けされた背景の前で、iPhoneとAndroidの各機能の比較が行われる構成となっている。例えばApp Storeのエピソードでは、ユーザーが「Your Store」(Android向けのGoogle Play Store)でアプリを手に取ると爆発して顔が粉だらけになり、その後App Store側に移ってアプリを手に取ると、Your Store側の棚が崩れるといった具合に。

その他にも、ポートレートモードやサポート、環境対策、プライバシーなどのコマーシャルが存在する。これらは、AppleがAndroidユーザーにiPhoneの優位性をアピールすべく制作されたものだ。特にプライバシーの問題は今年、Facebookの一件でユーザーの間でも関心が高まっている中で投入されることとなる。筆者としては、コミカルな構成よりは、もう少しシリアスなメッセージを伝えた方が効果的なのではないか、とも思ったのだが。