ノートPCの薄型化を追求するにあたって、なじみ深い「Type-A」形状のUSB端子は高さが大きいことが実装上のネックになっています。そこで多くの薄型ノートPCがUSB Type-C端子に移行していますが、USBメモリやマウスのドングルなどでUSB Type-A端子がまだ広く使われているため、Type-CのみのノートPCは不便です。

この不都合を解決したのが、今回レビューする日本HPの13.3型クラムシェルノートPC「HP ENVY 13」。可動式のUSB Type-C端子を採用することで、端子部の薄型化を実現しています。

  • 13.3型モバイルノートPC「HP ENVY 13」レビュー

    HP ENVY 13に搭載されているUSB Type-A端子は、下側に開くように設計されています

  • 13.3型モバイルノートPC「HP ENVY 13」レビュー

    日本HP「HP ENVY 13」は、直販モデルで99,800円(税別)から

■試用機の主な仕様 [製品名] HP ENVY 13(スタンダードモデル) [CPU] Intel Core i5-8250U(1.6GHz) [メモリ] 8GB LPDDR3-2133 [グラフィックス] Intel HD Graphics 620(CPU内蔵) [ストレージ] 256GB SSD(PCIe NVMe M.2) [光学ドライブ] 非搭載 [ディスプレイ] 13.3型IPS光沢、1,920×1,080ドット、タッチ対応 [OS] Windows 10 Home 64bit版 [バッテリー駆動時間] 約14時間 [本体サイズ/重量] W306×D212×H15.0~16.5mm / 約1.27kg [直販価格(税別)] 109,800円から

第8世代のCore i3/i5を搭載、スペックは抑えめ

HP ENVY 13のラインナップは、Core i3-8130U、4GBメモリ、256GB SSDを搭載する「ベーシックモデル」(税別99,800円、直販価格)と、Core i5-8250U、8GBメモリ、256GB SSDを搭載する「スタンダードモデル」(税別109,800円、直販価格)の2モデル。購入時にCPU、メモリ、ストレージは変更できません。ただし、比較的コストダウンの標的になりがちなSSDは、高速な「PCIe NVMe M.2」タイプが採用されています。

  • 13.3型モバイルノートPC「HP ENVY 13」レビュー

    今回、日本HPから借用したのはCore i5-8250Uを搭載するスタンダードモデル

  • 13.3型モバイルノートPC「HP ENVY 13」レビュー

    試用機には、サムスン製のM.2 PCIe NVMe接続SSD「PM961 MZVLW256HEHP」が搭載されていました。ただし出荷時期によって異なるメーカー、異なる製品が使われる可能性があります