米国でアマゾンは、Echo Spotだけでなく7インチ画面の「Amazon Echo Show」も販売しており、画面付きスマートスピーカーでも市場をリードしてきた。これに対して、ライバルも追従する動きを見せている。

グーグルは2018年のCESで、Googleアシスタントが使える「スマートディスプレイ」規格を発表。レノボやLG電子、ソニーなど複数のメーカーから対応製品が登場する見込みだ。独自の音声アシスタント「Clova」を展開するLINEも、今冬に画面付きモデル投入する。

その狙いは、家庭内のハブになることだ。個人で利用するスマホとは異なり、スマートスピーカーは家族で共有できる。IT機器に詳しくない子どもやシニアでも、音声操作で音楽やインターネットを楽しめる。IoT家電をコントロールする機能も集約されていきそうだ。

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機能的にはタブレットと重複する部分もある。実際にアマゾンは、米国でFireシリーズのタブレットをEchoデバイスに変身させるドックを7月に発売する予定だ。

だがスマートスピーカーは、自然言語による音声で使える、タブレットよりも万人向けのデバイスだ。そのために高性能マイクを搭載するなど、ハードウェア面でも音声操作を主体に設計されている。

スマートスピーカーで使える「スキル」は、これまで音声だけだったが、続々と画面表示への対応が進んでいる。Echo Spotの登場に合わせて、50以上の対応スキルが提供されるほか、アマゾンはコンテストやイベントの開催など開発者向け支援も強化する構えだ。

画面を搭載することで、スマートスピーカーはもう一段の進化を遂げようとしている。アマゾン以外のライバル各社の動向も含め、次のトレンドとして注目したい。