ソニーは7月3日、1インチセンサーを搭載した小型デジカメ「Cyber-shot DSC-RX100M5A」を発表した。2016年10月に発売した「Cyber-shot DSC-RX100M5」のマイナーチェンジ版。最新の画像処理エンジンの採用で画質を向上したほか、瞳AFの改良や連続撮影枚数の増加などを図った。光学2.9倍のズームレンズなど、基本的なハードウエアはRX100M5を継承する。
価格はオープンで、予想実売価格は税別110,000円前後。発売は7月13日。従来のRX100M5は在庫限りで販売終了となる。
画像処理エンジンを最新のBIONZ Xに変更したのが大きな改良点の1つ。被写体の質感をリアルに表現できるようになったほか、高感度撮影時の画質も高めた。オートフォーカス性能も高まり、瞳AFの検出精度や追従速度が向上したほか、連続撮影枚数も従来の150枚から233枚に増加した。
ボディー内蔵のEVF(電子ビューファインダー)は、撮影時の表示タイムラグを大幅に抑えた。なお、EVFはポップアップと接眼部の引き出しの2ステップが必要な旧タイプで、最新のRX100M6で採用されたワンタッチ式の採用は見送られた。
これ以外にも、撮影した写真に対するレーティング機能を追加したり、オートホワイトバランス時に白熱電球の雰囲気を残すかどうかの設定が加えられるなどの改良を図った。メニュー画面のレイアウトは、RX100M6と同じタイプに変更した。
本体の大きさはW101.6×H58.1×D41mm、重さは272g(ボディーのみ)。大きさや重さはRX100M5と同じ。