IntelのCore X、AMDのRyzen Threadripper、NVMeのM.2 SSDなど、最近は発熱が大きなデバイスも増え、システムの安定性のためには、クーラーにも留意したいところ。今回のCOMPUTEXでは、RGBファンを搭載したオールインワン水冷CPUクーラーなどを各社が出展。ここれでは、クーラー関係の話題について、まとめてレポートしたい。
Thermaltake - トリプルリング装備で派手なLEDファン
Thermaltakeは、LEDファン「Riing」シリーズの最新モデルとして、「Riing Trio」を展示していた。現行モデル「Riing Plus」に比べると、派手さが大幅にアップ。フレーム部の発光がデュアルリング仕様になったほか、中心側にも発光リングを追加してあり、合計30個ものLEDを搭載しているという。2018年内の発売予定。
また水冷CPUブロックの最新モデル「Pacific W5 Plus」も出展されていた。銅ベースの中に温度センサーが埋め込まれており、実際のCPU温度を計測しながら、ファンをコントロールすることができる。
Cooler Master - 第2世代Threadripper用の巨大CPUクーラーが登場
Cooler Masterで注目は、AMDとのコラボで開発したというRyzen Threadripper用の大型CPUクーラー「Wraith Ripper」だ。第2世代のThreadripperは、コア数が最大32に倍増。発熱が気になるところだが、このクーラーはもちろん第2世代にしっかり対応するという。詳細については不明なものの、CPUと同時期の発売になるとのこと。
オールインワン水冷CPUクーラーの新モデルが「MasterLiquid RS」シリーズだ。水冷ブロック、ファン、ラジエータにアドレッサブルタイプのRGB LEDを搭載し、発光はかなり鮮やか。温度に応じて発光カラーを変えるようなことも可能だ。年内の発売を予定しており、価格は24cmラジエータモデルが2万円前後の見込み。
ケースファンでは、「MasterFan MF240 P1 ARGB」が面白かった。2つの12cmファンが合体した形になっており、長い側面でも発光することが可能。12cmファンをどうせ2つ使うのなら、このように最初からくっついていた方が、組み付けは簡単になるかもしれない。発売については、「今年中に出せるかまだ分からない」とのこと。