背面コネクタ製品がASUSから一挙に登場

ASUSより、背面コネクタ仕様の「BTF」シリーズが登場、対応するマザーボード、グラフィックスカード、PCケースの発売が開始された。背面コネクタの製品は先日、MSIからも登場したが、ASUSの大きな特徴は、グラフィックスカードの電源ケーブルも無くすことができるオプション「Advanced BTF」まで用意されていることだ。

  • ASUSの「BTF」対応モデル。ハイエンドのROGシリーズからは、この3製品が登場

    ASUSの「BTF」対応モデル。ハイエンドのROGシリーズからは、この3製品が登場

  • 一方、コスパに優れるTUFシリーズからは、この5製品が発売となっている

    一方、コスパに優れるTUFシリーズからは、この5製品が発売となっている

マザーボードは、合計4モデルが登場。いずれもIntel向けの製品で、価格は、「ROG Maximus Z790 Hero BTF」が110,000円前後、「TUF Gaming Z790-BTF WIFI」が47,000円前後、「同 B760M-BTF WIFI」が33,000円前後、「同 B760M-BTF WIFI D4」が31,000円前後だ。Z790モデルはATX、B760モデルはmicroATXの製品となる。

  • 「ROG Maximus Z790 Hero BTF」。重厚な作りのハイエンドモデルだ

  • 電源コネクタやピンヘッダは背面に集約。ケーブルを隠すことができる

  • 「TUF Gaming Z790-BTF WIFI」は、白系統のケースにも似合いそうなカラー

  • 「同 B760M-BTF WIFI」。こちらはmicroATXのモデルで、コスパも良い

BTF対応のグラフィックスカードは、通常のPCI Express x16コネクタの隣に、電力供給用コネクタを搭載。外付けの補助電源ケーブルを不要にし、よりすっきりした外観のシステムを実現できる。価格は、「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-BTF-GAMING」が414,000円前後、「TUF-RTX4070TIS-O16G-BTF-WHITE」が186,000円前後。

  • 「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-BTF-GAMING」。中央に電力供給用コネクタが見える

  • 「TUF-RTX4070TIS-O16G-BTF-WHITE」は、白色のトリプルファンを搭載する

ただし、これを利用するためには、Advanced BTF対応のマザーボードが必要となる点には注意。同時発売された4モデルでは、ATXの2モデルがこれに該当し、microATXの2モデルは電力供給用スロットが非搭載なので、使うことができない。

対応ケースは、ミドルタワーの「TUF Gaming GT302 ARGB」が発売された。カラーはブラックとホワイトの2色で、価格は23,500円前後。BTFマザーボードを使うには、BTF対応ケースと組み合わせる必要がある。使えるかどうかは、以下の対応表を見ると分かりやすいので参考にしてほしい。

  • 「TUF Gaming GT302 ARGB」。14cmのARGBファンを標準で4個も搭載する

  • BTFモデルの対応表。組み合わせによっては使えないので注意が必要だ

ロープロGeForce RTX 4060に白モデル

玄人志向の「GK-RTX4060-E8GB/WHITE/LP」は、ロープロに対応したホワイトカラーのGeForce RTX 4060グラフィックスカードだ。小型ながら、トリプルファン/2スロット厚のクーラーでGPUをしっかり冷却。DisplayPortとHDMIがそれぞれ2つずつという映像出力端子も使いやすいだろう。カード長は182mm。価格は58,000円前後だ。

  • 玄人志向の「GK-RTX4060-E8GB/WHITE/LP」。クーラーのほか基板まで白い

  • 映像出力は、DisplayPort/HDMIが2ポートずつ。汎用性が高くて使いやすい