ブラザー販売は5月10日、フルカラー印刷に対応したラベルプリンタ「P-touch Color」(VC-500W)を発表した。6月上旬に発売する。価格は19,000円(税別)。
写真やイラスト入りのオリジナルカラーラベルを作成できるフルカラー対応のラベルプリンタ。印字方式は感熱方式で、インクを使わない特殊構造の感熱ロールカセットを採用。感熱ロールカセットは、シアン、マゼンタ、イエローの発色層を重ねた構造で、熱の加え方を調整してフルカラー印刷を行う。
使用できるラベル幅は最大50mmまでで、ほかにも9mm、12mm、19mm、25mmのサイズを用意。ラベルの作成は、専用のスマホアプリ「Color Label Editor」を使用。PCでラベルがデザインできるソフト「P-touch Editor」も用意されている。
印字速度は最高8mm/秒。接続インタフェースはUSBと無線LAN。本体サイズは約W113×D116×H96mm、重量は約660g(ロールカセット除く)。
ブラザーのP-touchシリーズは、2016年10月に「P-TOUCH CUBE」(PT-P300BT)が発表された。スマホアプリを使って手軽にきれいなラベルを作れるとあって、現在でもヒットを続けている。本体から液晶モニタや操作ボタン類を省き、ラベルデータの作成はスマホアプリに任せるといった点が好評を博した。
2018年1月には、より幅広のラベルテープ(18mmと24mm)が使えるようになった上位モデル「PT-P710BT」が発表され、こちらも人気モデルとなっている。今回の「P-touch Color」(VC-500W)は、要望が大きいというカラー印刷に対応したことで、ユーザー層の拡大につながりそうだ。