YKK APは、人工知能(AI)や顔認証システムを搭載した未来ドア「UPDATE GATE」を発表した。販売開始は2020年を予定。

  • 未来ドア「UPDATE GATE」

    未来ドア「UPDATE GATE」

今回、同社がWill Smartと共に開発した「UPDATE GATE」は、顔認証によって人を判別し、ドアを自動開閉するセキュリティドア。高齢者やペットの見守り、介護サービスや宅配業者とのやり取りなど、社会課題の解決にも貢献する"未来ドア"となっている。

  • 室内側とアプローチ側でできること

    室内側とアプローチ側でできること

室内側では、天気予報(雨、気温、花粉等)や交通情報(ルート検索等)、家族の予定、家電連携(ON/OFF等)などを伝え、アプローチ側(屋外側)からは帰宅時の自動開閉、子どもの帰宅をスマホへ通知、来訪者の画像をスマホへ転送、遠隔地からの自動開閉といったことが可能となっている。

AIが毎日の生活行動を学習し、通勤時の電車情報や天気予報に加え、1日のスケジュールやゴミの日情報など、家族1人ひとりに合わせた情報をリマインドするなど、ドアが家族に最適な情報を伝えるという。

UPDATE GATEにはドアハンドルがなく、ドアの前でセンサー感知と顔認証により、家族であれば扉を自動開閉する機能を搭載している。これにより、玄関前でカギを探したり、鍵を施解錠したりする必要がなくなる。また、来訪頻度の高い介護ヘルパーや宅配業者の顔を事前登録することで、ゲストを判別して招き入れることも可能となる。

  • AIが毎日の行動を学習し、交通情報や天気、花粉、イベント・スケジュール等を表示

    AIが毎日の行動を学習し、交通情報や天気、花粉、イベント・スケジュール等を表示

また、スマートフォンと連携し、突然の来訪者をスマートフォンから確認できるため、大切な家族やペットの見守りの役目も果たす。さらに家のさまざまな家電と接続することで、玄関空間で照明やエアコンを制御することもできる。

  • AIが毎日の行動を学習し、交通情報や天気、花粉、イベント・スケジュール等を表示

    AIが毎日の行動を学習し、交通情報や天気、花粉、イベント・スケジュール等を表示

そして、扉の室外側には自在に演出できるパネルデザインを採用。動画により動きのあるデザインしたり、季節に応じたテクスチャーを表示したりして、住宅の顔である玄関ドアを好みのオリジナルデザインにすることができる。

なお、未来ドア「UPDATE GATE」は、本日4月26日からYKK APショールーム新宿 の特設ギャラリーにて、一般向けに公開されている(アドバイザーによるデモ紹介)。